挾間
中学生になった娘が、カートを辞めるかどうかで迷っている

中学になると、部活が始まる。
一般的な、部活にもあるようなスポーツをやっている子は、そのまま中学の運動部に入るのだが、公立の中学にカートクラブがあるわけはない。

娘の中学は、吹奏楽部が有名で、神奈川県大会で優勝したりしていて、なかなか人気だ。
娘の友達も多く入部するらしく、娘も誘われたらしいのだ

もともと、楽器を弾くのが好きだった娘には、憧れの楽器に触れることができるチャンスでも有るのだ

しかも、高校受験を控え、部活の参加の有無が内申書にも書かれるという

しかし、吹奏楽に入ってしまうと、土日の練習や大会がある。何かの楽器を担当してしまえば、簡単に休む訳には行かなくなる

今まで、カート、カートとやってきたが、他のこともやりたいという娘の気持ちもわかるし、カートだけに縛ってしまうのも可哀想かな?とも思う

カートが好きだと言う娘の気持ちも確かだとは思う。

その気持ちの挾間でゆれながらも、新しい楽器に触れられたことを、目をキラキラさせながら話す娘を見ていると

なにやら複雑な気持ちだった