にんじん
我家の庭には、いくつかのプランターと鉢にいろいろなものが植わっている

子供達と一緒に、植えたんだけど、はからずもそれがみんな食べられるものなのだ

ほとんどは、この夏旺盛に繁殖したイチゴである

これは、もう2〜3年前のクリスマスに、ケーキ用の飾りにしようと思って買って来たうちの一個が、箱のそこでつぶれていたもので、芽が出るかな?って庭の植木鉢においておいたものから本当に芽がでて、増えてしまったものだ

たしか、結構甘くて美味しかった覚えがあるのだが?あろうことか、ほとんど花は咲かず・・・ライナー(子株)ばかりがこんなに増えてしまったのだ

でも、聞くところによると、イチゴは植物の中では二酸化炭素を多く消費するらしいので、地球温暖化阻止に一役買っているつもりで私的には満足している

そして、その横には、にんじんが植わった鉢が2つある

このにんじんは、ホームセンターで種を見つけて、「ホントににんじんになるのかなぁ〜?」なんていいながら、子供達と蒔いたものだ

それが、いつもにかに大きくなって、3cmくらいの太さのにんじんになっていたのだ

しかし私はそれをみて、もっと他の”実”が成るようなものを植えれば良かったと思った

イチゴのように、実が成るものは、実を採っても本体は残るが・・・にんじんは根っこを採ってしまったらそれで終わりになってしまうからだ

家庭菜園のように、多量に栽培していれば、そう気にも留めなかったかも知れないが、なんせ、あれだけまいて、今は数本しか生えていない貴重な生き残りだ

しかも、この大ききになるまでかなり時間がかかっている。それを、普通に料理してしまうことに、かなり抵抗を感じた

つまり私は、にんじんにすっかり情が移ってしまったのだ

イチゴは多年草だが、果たしてにんじんって越冬させることはできるんだろうか?

と思ってネットで調べてみたが。書いてあるのは、産地だとか、収穫時期ばかり。ま、同じにんじんを何年も育てているような人は世の中にはいないってことなんだろう・・・

かくして、強引に越冬させられようとしているにんじんに、せめて秋の内に栄養をようと思って、多めに肥料を与えることにした

でも、冬眠する熊じゃあるまいし?そんなこといいんだろうか?