「遺跡に憩う」
<<インド>>--アグラ--


クトゥブ・ミナールの遺跡群の中で、しばしの憩いを楽しむ現地の人々。

インド最古のイスラム建築の中に、身を委ねて休憩するのは、矢張りインド人が多いようである。

家族、友人、そして学生など、此処を訪れる目的はそれぞれ違うだろうが、古の建築美に心打たれる人は一様に同じであろう。

矢張り石の文化は、地震が無い限り、木造建築より、ずっと長持ちするようである。

イスラム様式と、ヒンズー様式の建造物を違和感無く融合させたこの建物群は、素人の私には何処が違うのか、判断が付かなかった。

辛うじてアラビア文字が描かれている建物は、イスラム建築なのだと類推するしかなかったのである。