「見学者」
<<インド>>--アグラ--


世界遺産タージ・マハルを観光する人の群れ。

矢張り此処を訪れる人は、何と言っても自国インド人が圧倒的に多い。

ナイル川の沐浴と同様、インドが誇る世界遺産を一度は見たいというのが、インド人の信条であろう。

しかし此処を訪れる事が出来るのは、インド人でも比較的中上流階級の人が多いようである。

未だにカースト制度が根強く残るインドでは、下層階級の人々は、此処とは無縁の存在だからである。

それにしても、この場所は白大理石の照り返しもあり、40度を越える暑さには、インド人もびっくりのようであった。