2010 12/25 16:42
Category : 日記
<<インド>>--アグラ--
タージ・マハルの真裏に有るヤムナー河の光景。
滔々と流れるヤムナー河は、雨季という事もあり、水量が多く赤く濁っていた。
黒雲の張り詰めた空と相俟って、大理石の敷石とミナレットとの城の対比が眩しいくらいだ。
この河を隔てたはるか彼方に、このタージ・マハルを建てて巨額の国費を費やしてしまった国王、シャージャ・ハーンの幽閉されたアグラ城が有る。
息子に謀反を起されて、罪人となってしまった王の経緯は、当時としては背反離反は常であったにしても、哀れである。
愛妻のために建てたこの霊廟を、牢獄の中から毎日眺めて死んでいった王の気持ちは、一体どんなだったのであろうか。
せめて王の亡骸が、愛妻と共にこの霊廟に葬られただけでも、幸せであったと言えるだろうか。
タージ・マハルの真裏に有るヤムナー河の光景。
滔々と流れるヤムナー河は、雨季という事もあり、水量が多く赤く濁っていた。
黒雲の張り詰めた空と相俟って、大理石の敷石とミナレットとの城の対比が眩しいくらいだ。
この河を隔てたはるか彼方に、このタージ・マハルを建てて巨額の国費を費やしてしまった国王、シャージャ・ハーンの幽閉されたアグラ城が有る。
息子に謀反を起されて、罪人となってしまった王の経緯は、当時としては背反離反は常であったにしても、哀れである。
愛妻のために建てたこの霊廟を、牢獄の中から毎日眺めて死んでいった王の気持ちは、一体どんなだったのであろうか。
せめて王の亡骸が、愛妻と共にこの霊廟に葬られただけでも、幸せであったと言えるだろうか。