「遠望」
<<インド>>--アグラ--


新年明けましておめでとうございます。

インドシリーズも三年目に入った。

インドは、私が訪問した後、色々な意味で大いに世界の注目を浴びた。

矢張りインドは、巨大で秘めた底知れぬパワーを持った、眠れる獅子の国と言えるだろう。

この世界遺産である白亜の殿堂タージマハルにしても、たった一人の王サージャハンが、亡き愛する妻のために建てた墓所であることからして、常識では考えられない事実である。

多分そう遠くない将来、先進国を凌駕するほどの力を持つことは、想像に難くない事である。

世界の地図は、先進国と発展途上国との間のせめぎ合いが今後一層強くなり、徐々に塗り替えられて行く事であろう。

日本も今の平和の中で惰眠を貪っている内に、発展途上の国々に後塵を排する事のないように、確り国造りをして行かなければならないだろう。

この一年が、新規一転発展の年となるよう祈るものである。