2009年11月の記事
2009 11/29 09:35
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
私の座っている前にやって来た、若いママと子供の姿。
母親の緑のサリーと、娘のピンクの服が、薄暗いホームの中で鮮やかであった。
ホームの雰囲気を出すために、ストロボを炊かなかったので、ちょっと画像がぶれてしまった。
彼女たちは、我々と同じ二等寝台車に乗る前に居たから、インドでも中産階級に属する身分なのであろう。
インド人の子供連れの家族は随所で見掛けるが、子供に愛情を一杯注ぎ、大切にする姿は見ていて微笑ましくなったものである。
我々がカメラを向けても、嫌な顔一つせず、自然に応じてくれるのが嬉しい。
父親らしき男性が周囲に見当たらなかったから、母娘だけの旅なのであろうか。
反対側の停まったままの列車の乗降口から、興味深げに二人の男性がこちらを見ていた。
私の座っている前にやって来た、若いママと子供の姿。
母親の緑のサリーと、娘のピンクの服が、薄暗いホームの中で鮮やかであった。
ホームの雰囲気を出すために、ストロボを炊かなかったので、ちょっと画像がぶれてしまった。
彼女たちは、我々と同じ二等寝台車に乗る前に居たから、インドでも中産階級に属する身分なのであろう。
インド人の子供連れの家族は随所で見掛けるが、子供に愛情を一杯注ぎ、大切にする姿は見ていて微笑ましくなったものである。
我々がカメラを向けても、嫌な顔一つせず、自然に応じてくれるのが嬉しい。
父親らしき男性が周囲に見当たらなかったから、母娘だけの旅なのであろうか。
反対側の停まったままの列車の乗降口から、興味深げに二人の男性がこちらを見ていた。
2009 11/24 09:51
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
線路内に入って、何かをしている若者の姿。
どうやら彼は、線路の間にある水の出ているホースの先で、皿でも洗っている様子である。
水は絶えず出っ放しだから、この水を利用しても文句を言う人はいないだろう。
しかし此処は、ホームから降りた、線路と線路の間である。
日本なら、こんな事をしたら一騒動起きる所だが、そこはインド、のんびりとしたものである。
彼のほかにも、他のホースから流れ出ている水を利用して何かをしている人間が居るのである。
彼等の動作も不思議な光景だが、このように水が出ているホースがたくさん有るのも不思議な事である。
このホースと水は、列車のために用意されている物なのだろうが、一体何に使われるのであろうか。
線路内に入って、何かをしている若者の姿。
どうやら彼は、線路の間にある水の出ているホースの先で、皿でも洗っている様子である。
水は絶えず出っ放しだから、この水を利用しても文句を言う人はいないだろう。
しかし此処は、ホームから降りた、線路と線路の間である。
日本なら、こんな事をしたら一騒動起きる所だが、そこはインド、のんびりとしたものである。
彼のほかにも、他のホースから流れ出ている水を利用して何かをしている人間が居るのである。
彼等の動作も不思議な光景だが、このように水が出ているホースがたくさん有るのも不思議な事である。
このホースと水は、列車のために用意されている物なのだろうが、一体何に使われるのであろうか。
2009 11/20 10:58
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
こちらは、線路内に入り込むのは、牛ではなく人間である。
彼等は線路に降り立って、一体何をしているのだろうか。
我々の待つ列車は一向に来る気配が無く、場内アナウンスも列車の遅れを放送することも無い。
一方反対側車線に停車している列車は、何時発車するのか見当も付かず、停まったままである。
不思議なのは、車線の中央に等間隔でパイプが並んでおり、そのパイプの先端にはゴムホースが付けられていて、そこから水が流れ出ている事である。
どうやら線路に降りている闖入者たちは、ホースの先から流れ出ている水を利用して、何かを洗っているようである。
垂れ流しの貴重な水を利用して、食器を洗ったり、飲料水をペットボトルに注ぎ込んだりしているのであろうか。
こんな状況も、インドならではの光景であろうかと、来ない列車を待つ暇潰しに眺めていたのであった。
こちらは、線路内に入り込むのは、牛ではなく人間である。
彼等は線路に降り立って、一体何をしているのだろうか。
我々の待つ列車は一向に来る気配が無く、場内アナウンスも列車の遅れを放送することも無い。
一方反対側車線に停車している列車は、何時発車するのか見当も付かず、停まったままである。
不思議なのは、車線の中央に等間隔でパイプが並んでおり、そのパイプの先端にはゴムホースが付けられていて、そこから水が流れ出ている事である。
どうやら線路に降りている闖入者たちは、ホースの先から流れ出ている水を利用して、何かを洗っているようである。
垂れ流しの貴重な水を利用して、食器を洗ったり、飲料水をペットボトルに注ぎ込んだりしているのであろうか。
こんな状況も、インドならではの光景であろうかと、来ない列車を待つ暇潰しに眺めていたのであった。
2009 11/14 20:45
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
何と列車は来ずに、牛が線路の中にやって来た。
この牛は一体何処から来たのだろうか、ホームのはるか彼方から、線路伝いにのそりのそりと餌を漁りながら目の前までやって来た所をパチリ。
列車が来たら、一溜りもないだろうとハラハラするが、我々の心配を他所に、牛君もホームで列車を待つ乗客達も一向に驚く気配を示さない。
きっとこんな光景は、インドでは日常茶飯事の事なのだろう。
仮に列車が来ても、インドでは牛は神様だから、列車の方で停車するのであろう。
それにしてもこの牛君随分痩せている、牛にとっても線路にまで入り込んで餌を探さなければならないインドの食糧事情は、相当深刻なのであろう。
何と列車は来ずに、牛が線路の中にやって来た。
この牛は一体何処から来たのだろうか、ホームのはるか彼方から、線路伝いにのそりのそりと餌を漁りながら目の前までやって来た所をパチリ。
列車が来たら、一溜りもないだろうとハラハラするが、我々の心配を他所に、牛君もホームで列車を待つ乗客達も一向に驚く気配を示さない。
きっとこんな光景は、インドでは日常茶飯事の事なのだろう。
仮に列車が来ても、インドでは牛は神様だから、列車の方で停車するのであろう。
それにしてもこの牛君随分痩せている、牛にとっても線路にまで入り込んで餌を探さなければならないインドの食糧事情は、相当深刻なのであろう。
2009 11/10 15:53
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
アグラ行きの夜行列車を、今や遅しと待つホームの光景。
我々が乗る予定の、夜行寝台列車は、夜の10時発の予定であるが、ホームの時計は10時を過ぎていても、一向に列車の来る気配は無い。
我々3人のメンバーの一人は、蒸し暑い熱気と悪臭のために、すっかり体調を崩してしまい、ベンチでぐったりとなり、時々吐き気を催す状況となってしまった。
右端の男達は、彼の吐く様子と彼の介抱をしているのである。
彼はマハラジャのレストランでの夕食の時から、気分が悪くなり、食事を摂らずに頑張っていたが、この時になって遂に最悪の状態になってしまった。
ホームの前方からは、爆発物などの危険物を感知する探知機を持った警官がやってくる。
インドでは、列車が遅れるのは当たり前で、私の従弟が10年前にインドを訪れた時は、チベット行きの列車が朝からずっと待っていて、遂にその日は来なかったという経験談を、この時思い出した。
この時ぐらい、日本の交通機関の正確さが、如何に優れているかと言う事を思い知らされた事は無い。
先進国イギリスのロンドンでさえ、列車の遅延が当たり前である事を、更に思い出していたものである。
アグラ行きの夜行列車を、今や遅しと待つホームの光景。
我々が乗る予定の、夜行寝台列車は、夜の10時発の予定であるが、ホームの時計は10時を過ぎていても、一向に列車の来る気配は無い。
我々3人のメンバーの一人は、蒸し暑い熱気と悪臭のために、すっかり体調を崩してしまい、ベンチでぐったりとなり、時々吐き気を催す状況となってしまった。
右端の男達は、彼の吐く様子と彼の介抱をしているのである。
彼はマハラジャのレストランでの夕食の時から、気分が悪くなり、食事を摂らずに頑張っていたが、この時になって遂に最悪の状態になってしまった。
ホームの前方からは、爆発物などの危険物を感知する探知機を持った警官がやってくる。
インドでは、列車が遅れるのは当たり前で、私の従弟が10年前にインドを訪れた時は、チベット行きの列車が朝からずっと待っていて、遂にその日は来なかったという経験談を、この時思い出した。
この時ぐらい、日本の交通機関の正確さが、如何に優れているかと言う事を思い知らされた事は無い。
先進国イギリスのロンドンでさえ、列車の遅延が当たり前である事を、更に思い出していたものである。
2009 11/05 20:09
Category : 日記
<<インド>>--ヴァラナシ--
夜行列車に乗るために到着したヴァラナシの駅構内の光景である。
2日間に及んだガンジス河の沐浴風景などの見学を終え、いよいよヴァラナシを後にすることとなった。
夜10時の夜行列車に乗るべく、ヴァラナシ駅に着いたのは、9:10分頃であった。
駅に着いて驚いたのは、車を降りようとしてドアを開けたら、暗い足元に裸でパンツ一つの脚の無い男が横たわっているのだ。
一瞬彼は死んでいるのかと思ったが、顔を掻いていたので寝ているのだと分かったが、危うく彼を踏み付けてしまう所であった。
辺りには異臭が立ち込め、気分が悪くなるほどの悪臭と蒸し暑さが漂っている。
駅構内に入ると、ご覧のような光景であり、歩きながらの撮影でカメラがぶれてしまったが、この場の異様な雰囲気を現すのには感じが出ていると思い載せた。
石の床に直に寝転んでいる人など、まるで災害地の避難場所に集まった、人の群れのような光景であった。
夜行列車に乗るために到着したヴァラナシの駅構内の光景である。
2日間に及んだガンジス河の沐浴風景などの見学を終え、いよいよヴァラナシを後にすることとなった。
夜10時の夜行列車に乗るべく、ヴァラナシ駅に着いたのは、9:10分頃であった。
駅に着いて驚いたのは、車を降りようとしてドアを開けたら、暗い足元に裸でパンツ一つの脚の無い男が横たわっているのだ。
一瞬彼は死んでいるのかと思ったが、顔を掻いていたので寝ているのだと分かったが、危うく彼を踏み付けてしまう所であった。
辺りには異臭が立ち込め、気分が悪くなるほどの悪臭と蒸し暑さが漂っている。
駅構内に入ると、ご覧のような光景であり、歩きながらの撮影でカメラがぶれてしまったが、この場の異様な雰囲気を現すのには感じが出ていると思い載せた。
石の床に直に寝転んでいる人など、まるで災害地の避難場所に集まった、人の群れのような光景であった。