トルコ回遊録�E
「作業」
at 2007 08/31 09:32 編集

> -カッパドキア-


何かを紡いでいる女性の姿。

一体彼女は何を紡いでいるのだろうか。

砂利石の地面に座り込んで編み物でもしているような仕草だが定かではない。

周りの我々には目もくれず、一生懸命作業をしている。
昔は良くこんな光景も目にしたものだが、最近の日本ではついぞ見掛けなくなった場面である。

何となく懐かしさを憶えるシーンではあった。




「タトゥー」
at 2007 08/30 14:21 編集

> -カッパドキア-


先に掲載したツーショットのおばさんの手の平。

縫い物をしていたおばさんの手が気になって見せてもらって驚いた。

何かの染料が手に染み付いてしまってこんな色になっているのかと思ったら差に有らず。

手の平に刺青をしているのだと言う。
その地方のおばさん達は、働き者の証として、こんな刺青を手の平にするのだと言う。

ここまでしなくても、トルコの女性の働き者なのは十分分かっていたが、こうして手を黒くする事がこのおばさんにとっては自慢の種であるようだ。

これを見て昔の既婚女性のお歯黒を何故か思い出してしまった。




「ツーショット」
at 2007 08/29 17:56 編集

> -カッパドキア-


地元の伯母さんにスカーフを巻いてもらい、仲良くカメラに収まったツアーメンバーの女性。

まるで本当の母娘の様に親密感を感じる光景である。
このおばさんの内面が現われている様なおだやかな表情である。

多分お店の番をしているおばさんなのだろうが、決して商品を売り込もうとしない。

2本の若い女性と写真に納まっただけで、満足しているような雰囲気だった。

このおばさん、手の平に凄い刺青が有るのだ。
次の場面でその様子をご紹介しようと思う。




「陽気なおばさん達」
at 2007 08/28 13:48 編集

> -カッパドキア-


店の前でたむろす明るく陽気なおばさん達。

それぞれの店の店番のおばさん達なのだろうか。
別に商品をしつこく売る気配も無く、我々と暫く手振り身振りで、ボディランゲージを楽しんだのだった。

手の平に刺青のような物をしていて、それを見せてもらった時には、いささかびっくりしたものである。

我々のメンバーの若い女性が、彼女達の顔に被っているスカーフを巻いてもらって記念写真を撮ったが、とても良く似合っていた。




「記念撮影」
at 2007 08/27 12:23 編集

> -カッパドキア-


地元の小学生達との記念撮影の光景。

我々が奇岩の見学をしていた時、地元の小学女子の団体がバスでやって来た。

そろいのジャージを着て遠足にでも来たのだろうか。
我々ツアーメンバーの中に、トルコ語が少し分かる女性が居て、先生らしき女性と話した後、この子達と一緒に先生の構えるカメラに収まっていた。

私も脇でカメラを構えたが、流石に上級生ともなると、先生のカメラより、私のカメラの方に目線を向ける子がいた。

無邪気さの中に女性らしさが加わって来た年頃なのだろうか。

旅はこうして人種を超えて交流出来る所に良さが有るのだろう。

エジプトのカルナック神殿で、一緒に写真を撮らせてくれと言った、ボーイスカウトの少年達を思い浮かべながら、シャッターを切ったものである。

さて、またしばらく旅に出ます。
帰国後のページでの再会を楽しみに、しばしのご無沙汰です。



「奇岩の群れ�C」
at 2007 08/20 21:46 編集

> -カッパドキア-


駱駝の様な形をしている奇岩の光景。

地元では仕事に欠かせない駱駝の形をしている事から、ラクダ岩と呼ばれて親しまれている岩なのだと言う。

この他にも色々な物に似た形をした岩が有り、それぞれ名前が付けられているのだと聞いた。

此処では岩が生活の中の一部に溶け込んでいるようである。

この地方に住む人にとって、これらの岩は毎日欠かす事の出来ない光景として、存在しているのだろう。



「奇岩の群れ�B」
at 2007 08/20 06:53 編集

> -カッパドキア-


大地の上にそそり立つ枝分かれしたキノコ岩。

どう見ても岩のように見えず、木のように見えてしまう不思議な形状の岩。

遠くには灯台の形をしたような岩も有る。
岩山が林立しているなら分かるが、ポコンと一本だけ生えているような感じがするのが面白い。

上部だけ傘のように黒くなっているのも、キノコに似ている。
岩の質と硬度が下の部分と違うので、こんな形と色になったと言うが、一体何年ぐらい経ってこのような形になったのか…

人間の寿命では計り知れない太古の昔から、この岩はこうして行き交う人間模様を眺めているのだろう。



「洞窟レストラン」
at 2007 08/19 06:22 編集

> -カッパドキア-


昼食を摂った洞窟レストランの入口の光景。

この日は丁度今の日本のように、太陽がじりじりと照り付ける暑い日だった。

しかし空気が乾燥しているので、同じ暑さでも蒸し暑くない。
しかも入口を入ると、ひんやりとしてエアコンが効いているような感じがするが、ここではエアコンは必要ないという。

入口を入ると通路が二つに別れていて、薄暗い岩穴を歩いて行くと、広いドーム状のレストランに入る。

中央が広いフロアーになっており、夜は此処でベリーダンスなどのショウが開催されるのだと言う。

此処で食べたシチューのような物や、魚料理はとても美味しかった。
食材などは、入口右手の石段を登った所に、冷蔵庫のように保存されていて、腐らないのだと聞いた。

自然の岩山を巧みに利用した天然のレストランは、夏涼しく、冬暖かい快適な食生活の場なのである。



「奇岩の群れ�A」
at 2007 08/17 07:50 編集

> -カッパドキア-


何とも不思議な岩の続く光景。

正に自然の作り出した造形美と言った所だろう。

大地の上に所々こんなキノコのような形をした岩が、生えているといった表現が当て嵌まるような光景である。

この光景は氷山の一角で、恐らくこの大地の下には様々な形をした岩山が続いているのだろう。

何億年という長い時を経て、岩山の間に堆積した土砂が平地を作り、更にその大地に埋め尽くされない岩が、こうして残っているのだろう。

その残った岩も、硬い岩と柔かい岩が、風化によってこのような形になったと聞く。

まるでキノコの形をした、チョコレートのお菓子のようである。



「奇岩の群れ」
at 2007 08/16 08:58 編集

> -カッパドキア-


何とも不思議な岩の続く光景。

正に自然の作り出した造形美と言った所だろう。

大地の上に所々こんなキノコのような形をした岩が、生えているといった表現が当て嵌まるような光景である。

前方右手の岩山の頂上に登っているのは、我々ツアーグループの若い男性である。

此処までチャレンジしたとは、流石に若さが有っての事だろう。



「岩山の教会�E」
at 2007 08/15 05:29 編集

> -カッパドキア-


岩山をくり貫いた洞窟教会の中に描かれたフレスコ画。

ブルーとオレンジの色使いが美しい壁画である。
真ん中の大きく剥ぎ取られた絵の周りに描かれているのは、異教の紋章だろうか。

11世紀頃このギョレメの谷の岩山の中には、徒弾圧から逃れて、たくさんの教会が岩山の中に作られた。

このバジル教会もその中の一つだが、険しい岩山の石段を登ると、洞窟の中にこのような鮮やかなフレスコ画が数多く残されている。

こんな所にまで、教会を作り、祈りを捧げる教徒たちの信仰心は、並大抵ではなかったろうと往時を回顧したものである。

何時の世も信仰の力は、想像の範囲を超える強力な物であると言わざるを得ないであろう。




「岩山の教会」
at 2007 08/10 05:20 編集

> -カッパドキア-


岩山をくり貫いた洞窟の中に作られた教会の遺跡。

11世紀頃このギョレメの谷の岩山の中には、キリスト教徒弾圧から逃れて、たくさんの教会が岩山の中に作られた。

このバジル教会もその中の一つだが、険しい岩山の石段を登ると、洞窟の中に鮮やかなフレスコ画が展開するのだ。

こんな所にまで、教会を作り、祈りを捧げる教徒たちの信仰心は、並大抵ではなかったろうと往時を回顧したものである。

何時の世も信仰の力は、想像の範囲を超える強力な物であると言わざるを得ないであろう。




「キノコ岩の前で」
at 2007 08/09 09:33 編集

> -カッパドキア-


良く写真に出てくるキノコ岩を横に見ての記念写真。

此処は誰もが記念に写真を撮るビューポイントのようである。

この日は珍しく快晴で、爽やかな風が吹き渡っていた。
直射日光はかなり強いが、空気が乾燥しているので余り汗は出ない。

此処からなだらかな岩場を登っていくと、目を見張るような奇岩が続き、自然の作り出した景観に眼を見張る。

途中まで登って引き返し、土産物店で、様々なお土産を吟味した。

ツアーで一緒になった、Sさん母娘に進められて、トルコシルクのスカーフを5枚ほど買ったが、安くて上品で土産としてはとても喜ばれた。

流石に女性は見る目が肥えていると感心したものである。



「射的」
at 2007 08/08 08:44 編集

> -自宅付近-


我が街の七夕祭りでの一齣。

土日に合わせて街の七夕祭りが行われた。

昨年は2市町が合併して最初の祭りの予定であったが、プールの児童吸い込み事件が発生してしまったため、自粛の意味で中止になってしまったから、今年は盛大であった。

しかし、生憎阿波踊りが始まる時間になって、雷雨となってしまい、私も出掛けるのを見合わせた。

雨が上がったちょっとの時間、街の様子を撮った一枚である。
何処の祭りでも見掛ける露店の射的の光景だが、庶民の実態が現われているようで載せて見た。



「夜景」
at 2007 08/07 06:52 編集

> -自宅付近-


我が街の駅前の夜の光景。

先日東京にて旅行前の最後の打ち合わせ兼飲み会をした帰りに、駅前に降り立った時に撮った一枚である。

夜景がISO感度ワンタッチ設定で、何処までぶれずに、かつノイズが出ずに撮れるか試し撮りをしたものである。

先ずは満足した結果が出たようで、旅での夜景もこのように撮れれば良いと思っている。

夜の11時ともなると都心とは違い、このように人影もまばらになるが、駅前の店は帰宅途中の人達のために、煌々と明かりが点いている。

日本語の看板が少なくなった昨今は、まるで海外に居るような雰囲気である。



「負けずに」
at 2007 08/06 04:24 編集

> -カッパドキア-


舞台に引っ張り出されて負けずに頑張るおじさん。

この東洋人らしきおじさん、張り切って踊ったのは良いが、踊りは全くマイペースで、多分自国の踊りを披露したのであろうが、ベリーダンサーとは異質の踊りで皆の笑いを誘った。

余り張り切り過ぎて、この後足がもつれてしまい、見事舞台の上でこけて横倒しになった。

ダンサーに助け起こされて事無きを得たようだが、したたか肘を打ったようで、しかめ面をしながら退場した。

皆から盛大な拍手を受けたが、身の程知らずとは、この事だろうと他人の振り見て我が身を直せだと思ったものである。



「メフテル」
at 2007 08/05 05:42 編集

> -イスタンブール-


世界最古で最強の軍隊で知られた、オスマントルコの軍楽隊の演奏風景。

まだトルコシリーズ半ばであるが、さるネフレより、日本とトルコの友好を記念して来日した、この軍楽隊のビデオが載っている市報ページを教えてもらった。

その彼に敬意を表して急遽この写真を載せた次第である。

イスタンブールの新市街、軍事博物館の前の巨大な大砲の前で演奏するこの軍楽隊の演奏に、瞬きもせず見入っていたものである。

3時から一回だけ公演されるこの演奏は公営であるので無料であり、BGMも実際に彼等が演奏した、イェニチェリ軍楽隊のものである。

彼等の演奏風景はいずれトルコシリーズ最後の訪問地であるイスタンブールで、改めてご紹介したいが、先ずはその一端を一齣だけ載せることとした。



「奇岩をバックに」
at 2007 08/03 20:03 編集

> -カッパドキア-


ギョレメの谷の奇岩群を後ろにしたスナップ。

相棒のニコンDシリーズの一眼レフで撮って貰ったスナップである。
矢張り私のビデオカメラ兼用の写真とは一味画質が違うようである。

写真が柔らかいような感じがする。
背景が程よくボケて、人物が浮き立っている感じだ。

私も一眼レフデジカメは持っているが、とても旅行に持参するには不向きであり、どうしても小型ビデオや、コンパクトデジカメになってしまう。

宝の持ち腐れで、棚の奥に飾ってあるだけになりつつあるのだ。
今やデジカメも1000万画素を超えるのが常識になりつつある時代。

600万画素の一眼レフデジカメは、棚の上だけで終わってしまう運命にあるのだろうか。

しかし相棒も旅行時の利便性から、最近はコンパクトデジカメを購入したと聞く。



「ベリーダンス�B」
at 2007 08/03 06:02 編集

> -カッパドキア-


激しく踊るベリーダンサーの様子。

よくもこれだけ休み無く激しい踊りを続けられるものだと感心する。

踊るのは民族舞踊のように大勢の踊り手ではなく、彼女一人だから必然的に観衆の視線は彼女の一挙手一投足に集中する。

激しい動きだけに、決まったポーズを納めるには一眼レフのようなオンタイムで撮れるカメラで無いと難しい。

携行したビデオのデジカメ機能だと、どうしてもシャッターが切れるまでにロスタイムがあるから、あらかじめ次はこんなポーズになるだろうと予測して早目にシャッターを切らなくてはならない。

これは何枚かシャッターを切った中の一齣である。



「浮遊」
at 2007 08/02 09:19 編集

> -カッパドキア-


ギョレメの谷の街外れを行く熱気球。

背景の街の様子と気球の対比が面白い。

この辺は街の繁華街から外れ、右の方の岩山の上に有る台地に指しかかろうとする場所である。

と言うより、私が居る場所より更に上の方に平地が有り、畑が続いているのだから、谷の底に開けた街と言った表現が適切かもしれない。

岩山の底に街が有り、山の上に平地が存在し、見渡す限りの畑が開けている光景は、その様子を見た者にしか理解出来ない不思議な光景なのである。



「戻ってきた相棒」
at 2007 08/01 05:17 編集

> -カッパドキア-


岩山の頂上まで行って戻って来た相棒の姿。

登山の得意な相棒は、風化して丸く削り取られた岩山を登り、頂上にある電波塔の所まで行って写真を撮ってきたと言う。

きっと気球で見るのと同じ、下界が360度開けていた事であろう。
朝食前の早朝、私にはとてもそんなスタミナは残っていなかった。

それにしても奇妙な岩山である。
まるで軽石のようで柔らかそうだが、触ってみると結構硬い。

トルコの石造りの家は、此処カッパドキアから産出される豊富な石材によって建てられているのだと聞く。

石の家は木材の家と違い、桁違いに耐用年数が高いようだ。