100分de名著 ブッダ 最期のことば 第3回「諸行無常を姿で示す」
「ブッダ 最期のことば」

およそ2500年前に誕生した仏教。創始者ブッダの死後まもなく、弟子たちによって編纂され、数ある経典の中で、ブッダ本人の死のありさまが最も忠実に記述されていると考えられているのが、古代インドのパーリ語で記された「マハーパリニッバーナ・スッタンタ」(「大般涅槃経」)です。直訳すれば「偉大なるブッダの死」という意味になるこの経典は、東南アジアでは基本経典の一つとして重要視され、国の異なる僧侶同士が会話する時には、今でもパーリ語が使われているほどです。
番組では、古代仏教史や戒律の研究者、花園大学の佐々木閑教授が「大般涅槃経」をわかりやすく解説します。佐々木さんによれば、ブッダの教えは単なる宗教ではありません。悩みを抱えている人が自分自身を見つめ、さまざまな苦しみを克服していくための「自己鍛錬システム」だといいます。とりわけ「大般涅槃経」には、自分が死んでリーダーが不在になった後も、このシステムが長期にわたって維持・管理できるような工夫や知恵が数多く記されています。これは他の宗教にはあまりみられない特徴です。
合理的な知恵によって心の本質を見極め、苦しみからの脱却を目指そうとしていたブッダ。彼が死の直前に私たちに残そうとしたメッセージとは何だったのでしょうか? 仏教を【自己鍛錬システム】ととらえる視点で、ブッダが最期の瞬間まで自らの姿を通して示した【人間のあるべき生き方】、長期に渡って維持・存続する組織の条件を問う【組織論】などを、「大般涅槃経」から読み解いていきます。

第3回では ブッダの深い慈悲の姿が見れるようです。
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番組情報
100分de名著 ブッダ 最期のことば 第3回「諸行無常を姿で示す」[解][字] ウェブ検索4/22 (水) 6:00 ~ 6:25 (25分) この時間帯の番組表 NHKEテレ3・徳島(Ch.2)ドキュメンタリー/教養 - 文学・文芸 , ドキュメンタリー/教養 - カルチャー・伝統文化 , 趣味/教育 - 生涯教育・資格
番組概要
ブッダの死因は、鍛冶屋チュンダが供養した食事による食中毒だった。ブッダですら入滅すると、自身の姿で示した「諸行無常」の真理や、ブッダの深い慈悲を解説する。

番組詳細
ブッダの死因は、鍛冶屋チュンダが供養した食事だったとされる。しかし、ブッダは一切チュンダを責めることはしない。それどころか「ねはんに入る前の最後の施食(せじき)は、ほかのどんな供養よりもはるかに大きな果報と功徳がある」と説き、チュンダの後悔の念を和らげようという深い慈悲を示す。第3回は最後の瞬間まで貫かれた慈悲や自身の姿で示した諸行無常の真理を解説する。

【講師】花園大学教授…佐々木閑,【司会】伊集院光,武内陶子,【朗読】大杉漣,音尾琢真,【語り】小野卓司

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