寸草春揮
旅のあいだ

わたしは 何度か この字を書いた。

いつも持ち歩いている 父から頂いた

小筆で 心を込めて書いた。

寸草春揮

親が子を思う心は 子が思う気持ちより

どれだけか 深く 計り知れない という

意である。

8月6日 大正生まれの父の

書道家 凌雲の 誕生日である。