堕胎手術について(ちょっと長文です)
「中絶胎児、切り刻んで一般ゴミとして廃棄」
数日前、何とも言えない記事が朝から目に飛び込んできて、深い溜め息をつく。

主にその作業をさせられた看護師、助産師の方々はさぞ心を痛めていたであろう。
12週以下の胎児といえど、きちんと手足があり、人間の形を成しているのだから。
中絶自体が殺人であると常々思っている私にとって、これは更にその命を冒涜する行為である。この世に産まれ出ることなく、また親に愛される事もなく、亡くなった小さな命に心からご冥福をお祈りいたします。


中絶と言えば以前にもここに書いた記憶がある。
「堕胎手術の腹腔内とその後の映像」という内容の番組を見た。

何週の胎児かは忘れたのだが、確か12週はゆうに超えていたと思う。
子宮内に器具が入ってくると、胎児は本能で抵抗する。もちろん何も見えていない(らしい)のに。必死にもがく胎児を、器具で掻き出そうとすると手も足もバラバラになる。そして、掻き出される。
また他の胎児は、手足など無傷で出てきたがバタバタともがき、処置をする看護師の指をぎゅっと強く握る。それを振りほどく看護師。

これらの事態を罪としないのが不思議な程である。もちろん医療者ではない、「両親」の、だが。
「やむを得ない中絶」があるのは幾分仕方のない事、と割り切って思う事もできない。
まずは望まない妊娠をしないように、女性は自分の身体を大事にして欲しい、と思う。
現在学校でどんな性教育をしているのかは知らないが、特に「他人の身体を傷つけない」「自分の身体を守る」事に重きを置いて欲しい。
性行為そのものへの興味を煽るだけの結果になって欲しくない。

男は女を買うものではない。女は性を売るものではない。
双方同意のない性行為は犯罪である。

上記のような映像を、いささかショッキングな映像なので小学生には向いていない(今時別の興味をわかせる事になりかねない)が、中高生以上には見せてもいいのではないだろうか。もちろん、男子にも。

性教育はそもそも学校がするものではなかった。今もその必要性は疑問だが、現在情報が氾濫する中で学校だけが白々しくも口を閉ざしているわかにもいかなくなったのだろう。
小学生が「知らずに済む情報」までも教わってくるのもどうかと思うが。
ただ、性犯罪が小学生、幼児までもが犠牲になる現在「本人もよくわからないうちに」というようなパターンは少しでも避けられるに越した事はないのだが。
実際子供を公園で遊ばせる時、小学校高学年以上の男の子がいる場合は絶対に目を離さない、もしくは子供をさりげなく呼び戻す。
はなから疑うわけではないが、万が一を考えると他人事ではないからだ。

家庭での性教育は大事だ。学校だけを頼ってはいけない。ある程度の年齢になればきちんと話し合う事も必要だろう。
私の母はよく言った。
「中絶を何度も経験すると、身体に負担がかかる。心も傷つく。もし将来心から好きになった人の子供が欲しいと思った時に、もしそれが原因で子供ができなかったら?男は自分が傷つく事がないので実感できないから、そういうこと(避妊など)には無頓着で消極的。自分の身体は自分でしっかりと守りなさい。」と。その通りだと思う。

中高生が望まない妊娠をし、堕胎することは後を絶たない。それを「何とも思わない」と繰り返す人もいる。
もちろん性犯罪に巻き込まれてやむを得ず、という場合があるにしろ、中絶は、「人間を殺す事」と思っておいて欲しい。やむをえずした場合でも、精一杯の供養をして欲しい。無宗教でも、心を込めていればどういう形であれできるはずだ。

またこの不況下、結婚していても「今は時期じゃないから」「既に子供が数人おり、経済的に苦しいから」「子供はいらないから」と中絶する人が増えている、という事実もある。

私も以前(次女が2歳前位)、生理が遅れた時にはかなり悩んだ経験もある。
今の経済状況ではとても無理、と思ったのも事実。実際は妊娠しておらず、ホッとした事を覚えている。ホッとした自分が嫌な人間に思えた。
こんな私が言うのもおこがましい、か。


今の子供達に、自分達が考えているような「健全な交際」を望むのはもう無理なのかもしれない。一度覚えてしまえば、あとはもうとどまる事はないだろう、と思う。
しかしやはり、自分で責任を取れる年齢ではない中高生の方々、又は現在妊娠を望まない方は、それなりの防御なり防止をするのが当たり前、という強い意思を持って欲しい。


ましてや人間は、「理性の動物」なのだから。