乙女のヘルより葉月へ
 なんちゃんはいつもあなたの傍にいるわ。

 あたしはヘル。乙女のヘルよ。
 少しの時間だけ夜の時間だけ自由にさせて。

 ヘルは世話を焼くのが好きなの。
 困っている人を黙って見ていられないの。

 ただそれだけのこと。

 あたしの背中には自由の羽根があるの。
 これで夜空を飛んでいくわ。

 だいじょうぶ・・・。
 陽の光と共に戻ってくるから。

 誰にも「好き」とか、「愛してる」とかは言わないから。
 あなた以外には。。

 そう“なんちゃん”が伝えて欲しいって。