2003 06/02 17:36
Category : 日記
しばらく雨が続きやっときれいな青空がが見えた。
あんまり気持ちが良かったので、そうだ布団を干そうと庭に出ると…。
ついこのあいだ草むしりをしたばかりなのに、庭じゅうどくだみが満開だった。
びっしりと庭を埋め尽くしたどくだみ畑(?)は、雨に洗われ緑がいっそう色を増し、白い花が映えていて、それはそれできれいだった。
しかし、困った事にどくだみはとても匂いがキツイ。せっかく気分がいい日なのに、こんな庭に布団を干したら、今晩、どくだみ臭い布団で寝なくてはいけなくなる。
仕方がないので、私は先に草むしりをする事にした。
どくだみは、地下茎でどんどん増える多年草だ。そのために、土の上に出ている部分だけをむしっても、またすぐに生えてきてしまうのだ。
普段なら、その根っこがなかなか抜けずに苦労するのだが、今日は雨上がりということで、土が適度に湿っていて、根っこは楽に抜く事が出来た。一本抜くと、地下茎で繋がった隣りまで、芋づるのように抜けてくる。
いつもより楽な草むしりに、私は一人で気をよくして、どくだみ根絶ローラー作戦を庭の端から展開することにしたのだ。
さほど広くない庭なのだが。びっしりと生えたどくだみの数の多さと、久々の真夏のような晴天で、汗がどんどん噴出してくる。それでも、順調に進む草むしりに、私は休憩も取らずに熱中していた。全てのどくだみを退治できたら、きれいになった庭を見ながら、冷たいアイスコーヒーを飲む事を夢見て、あえて休憩は取らずに作業していたのだ。
しばらくすると庭の隅っこのどくだみの中から、去年植えたゼラニウムを見つけ出した。すっかりどくだみに占領されていたために、肩身の狭い思いをしていたゼラニウムは、ちょっと猫背になっていた。「可愛そうに、今助けてあげるからね!」そう、私は、魔のどくだみ軍に捕まってしまった、ゼラニウム姫を見事救出することに成功したのだ!
その後も、私のどくだみ撲滅ローラー作戦は続き、殆ど野生化してしまったスイートバジルと、これも野生化し始めている朝顔の双葉の救出にも成功した。
ローラー作戦も、あともう少しで終わりに近づき、勝利宣言目前という時に、娘が学校から帰って来て、居間のサッシを開けた。
「ママ、ただい…ま…」
(お〜、すっかりきれいになった庭に感動しているんだな〜)と内心思いながら、私が
「おかえり〜、どうきれいになったでしょ!」と言うと。
「きれいになったっていうか…。なんかさ、庭じゅうはげちょろりんで、汚い感じ〜。多少どくだみ臭くても、前の方がきれいだったね」と娘。
(ガ〜ン^^^)私も、今日のローラー作戦の成果を確かめるべく、腰を上げて振り向いて見ると。確かに、庭のあちこちは耕したように掘り返され、元々芝生だったはずの庭は、見るも無残な状態だった。
きれいな庭を見ながらのコーヒータイムは…、
「この庭これからどうするの?」と子供達に攻められる時間に変わってしまった。
庭の端っこの、猫背になったゼラニウムも、よりどころを失ってしまったように、寂しげに風に吹かれて揺れていた。
あんまり気持ちが良かったので、そうだ布団を干そうと庭に出ると…。
ついこのあいだ草むしりをしたばかりなのに、庭じゅうどくだみが満開だった。
びっしりと庭を埋め尽くしたどくだみ畑(?)は、雨に洗われ緑がいっそう色を増し、白い花が映えていて、それはそれできれいだった。
しかし、困った事にどくだみはとても匂いがキツイ。せっかく気分がいい日なのに、こんな庭に布団を干したら、今晩、どくだみ臭い布団で寝なくてはいけなくなる。
仕方がないので、私は先に草むしりをする事にした。
どくだみは、地下茎でどんどん増える多年草だ。そのために、土の上に出ている部分だけをむしっても、またすぐに生えてきてしまうのだ。
普段なら、その根っこがなかなか抜けずに苦労するのだが、今日は雨上がりということで、土が適度に湿っていて、根っこは楽に抜く事が出来た。一本抜くと、地下茎で繋がった隣りまで、芋づるのように抜けてくる。
いつもより楽な草むしりに、私は一人で気をよくして、どくだみ根絶ローラー作戦を庭の端から展開することにしたのだ。
さほど広くない庭なのだが。びっしりと生えたどくだみの数の多さと、久々の真夏のような晴天で、汗がどんどん噴出してくる。それでも、順調に進む草むしりに、私は休憩も取らずに熱中していた。全てのどくだみを退治できたら、きれいになった庭を見ながら、冷たいアイスコーヒーを飲む事を夢見て、あえて休憩は取らずに作業していたのだ。
しばらくすると庭の隅っこのどくだみの中から、去年植えたゼラニウムを見つけ出した。すっかりどくだみに占領されていたために、肩身の狭い思いをしていたゼラニウムは、ちょっと猫背になっていた。「可愛そうに、今助けてあげるからね!」そう、私は、魔のどくだみ軍に捕まってしまった、ゼラニウム姫を見事救出することに成功したのだ!
その後も、私のどくだみ撲滅ローラー作戦は続き、殆ど野生化してしまったスイートバジルと、これも野生化し始めている朝顔の双葉の救出にも成功した。
ローラー作戦も、あともう少しで終わりに近づき、勝利宣言目前という時に、娘が学校から帰って来て、居間のサッシを開けた。
「ママ、ただい…ま…」
(お〜、すっかりきれいになった庭に感動しているんだな〜)と内心思いながら、私が
「おかえり〜、どうきれいになったでしょ!」と言うと。
「きれいになったっていうか…。なんかさ、庭じゅうはげちょろりんで、汚い感じ〜。多少どくだみ臭くても、前の方がきれいだったね」と娘。
(ガ〜ン^^^)私も、今日のローラー作戦の成果を確かめるべく、腰を上げて振り向いて見ると。確かに、庭のあちこちは耕したように掘り返され、元々芝生だったはずの庭は、見るも無残な状態だった。
きれいな庭を見ながらのコーヒータイムは…、
「この庭これからどうするの?」と子供達に攻められる時間に変わってしまった。
庭の端っこの、猫背になったゼラニウムも、よりどころを失ってしまったように、寂しげに風に吹かれて揺れていた。