やっぱり書くことが好き!
研修に参加して、実際に取材をするというシュミレーション体験をした。

3人一組になり、話をする人・ライター・テープ起こし用のメモをとる人の役をそれぞれが交代で行うのだ。

私が組んだ人達は、私以外は皆テープ起こしメイトの方々だったので、先ずは私がライター役で取材をすることになった。

とにかく、初めてお目にかかった方々なので、お名前を伺うところからはじめたのだが…

なんだろう、軽く打ち合わせをして、シュミレーションをはじめようと思ったら。もうワクワクして仕方がない。

自分がライターとして、何を聞き出そうか?と言うことが、次から次へと頭の中に沸いてくる。

最初に導入部分として、この話を聞いて、それから本題に行く前の、きっかけを聞いて…。と相手の話をメモしながら、自分の頭の中に浮かんで来たシナリオを進めていく。それと同時に、今メモした相手の話が、なんとなく記事の形で頭に浮かんでくるのだ!

そうすると、出来あがりのイメージにするには、今手持ちの情報で何が足りないか?が見えてきて、それが、次の質問になって、私の口から出ていく。

私のライター役が終わり、今度は、テープ起こしの役になる。

今度は、ライターさんと話し手のやり取りを、テープを起こす際のヒントにするために、手際よく記録していく。ライターの時と同じように、メモをしているつもりなのだが。

いまいち要領を得ないせいか、ライター役の時には、殆ど手元も見ずに取れていたはずのメモが、全然取れない。頭が働いていないというか…。

テープ起こしという仕事は、とても地道な仕事だけど、キーボードを叩くことが好きな私にとっては、あまり苦になる仕事ではなく、私にとっては、むしろ面白いと思える仕事だ。

それでも、やはり、「自分はライターだ」「これから記事を書こう」と思って臨むのとは、胸のトキメキが違うことに改めて気付かされた気がした。

だからと言って、テープ起こしの仕事に魅力を感じていないわけではない。

例え、私の意志が入った言葉であろうとなかろうと、私は「言葉」に触れていたいのだと思う。

だからこそ、テープ起こしにも魅力を感じるのだと思う。

ただ、やっぱり、それ以上に「ライター」という「自分が書く」ということによりいっそう魅力を感じるのだ。

やっぱり私は、書くことが好きなのだ!

今まで、漠然と「在宅で仕事ができれば」と思っていたところがあり、入力でも、テープ起こしでも、ライティングでも何でもござれ!と思っていたのだ。

しかし、今回の研修に参加して、はっきりと「私は書きたい」人なのだ。ということに気がつくことができたことは、私の一番の収穫だったかもしれないと思う。