2003 02/19 01:29
Category : 日記
食卓の上で、花瓶にいけられた、きれいな紫色をしたバラの花が揺れている
私にとっては、この紫色のバラの花は、思い出の花なんだ。
今から、15年前の今日。私は、25本の紫色のバラの花束と一緒に、ある言葉をもらったんだ
「オレと一緒になってくれる?」
そう。あの日、主人はこの花と一緒に、プロポーズの言葉をくれた
それから、15年。
本当にいろいろなことがあって…
あの日、この花を受けとってしまったことを、心の底から、後悔した日もあった
でも、今日。またこの花を見ることが出来て。
諦めずに、頑張って来てよかったな!って、思う。
主人は今朝、「お誕生日オメデトウ」という言葉も
なにも言わずに、なんか、そっけなく出掛けて行った
もう、お誕生日だからといって、大騒ぎして喜ぶ年ではないけれど
「おめでとう」の言葉もない、お誕生日の朝を送りだして
「なんか淋しいな」と思っていた
そして、仕事や家事でいつものように慌しく時間が過ぎて
夕飯の支度をするために台所にいた私の横に
主人が、黙ってそっと差し出してくれたのが
この紫色のバラの花束だった
私は一瞬、何も言葉が出なかった
「覚えていてくれたんだ」と思っただけで、嬉しかった
少し遅れて「ありがとう」と言う私に向かって
「あの時とは違って、お金がなくて、4本だけしか買えなかったけどね」と、
苦笑いしながら主人が言った
そっか、あの15年前の日のことも、ちゃんと覚えてくれていたんだ…
暖房を焚いた部屋の中では、バラはすぐに散ってしまうだろう…
そうしたら、散った花びらを集めて、押し花にでもしようかな?
夜更けの居間で、一人でバラを眺めながら、ニヤニヤとしている私だった
私にとっては、この紫色のバラの花は、思い出の花なんだ。
今から、15年前の今日。私は、25本の紫色のバラの花束と一緒に、ある言葉をもらったんだ
「オレと一緒になってくれる?」
そう。あの日、主人はこの花と一緒に、プロポーズの言葉をくれた
それから、15年。
本当にいろいろなことがあって…
あの日、この花を受けとってしまったことを、心の底から、後悔した日もあった
でも、今日。またこの花を見ることが出来て。
諦めずに、頑張って来てよかったな!って、思う。
主人は今朝、「お誕生日オメデトウ」という言葉も
なにも言わずに、なんか、そっけなく出掛けて行った
もう、お誕生日だからといって、大騒ぎして喜ぶ年ではないけれど
「おめでとう」の言葉もない、お誕生日の朝を送りだして
「なんか淋しいな」と思っていた
そして、仕事や家事でいつものように慌しく時間が過ぎて
夕飯の支度をするために台所にいた私の横に
主人が、黙ってそっと差し出してくれたのが
この紫色のバラの花束だった
私は一瞬、何も言葉が出なかった
「覚えていてくれたんだ」と思っただけで、嬉しかった
少し遅れて「ありがとう」と言う私に向かって
「あの時とは違って、お金がなくて、4本だけしか買えなかったけどね」と、
苦笑いしながら主人が言った
そっか、あの15年前の日のことも、ちゃんと覚えてくれていたんだ…
暖房を焚いた部屋の中では、バラはすぐに散ってしまうだろう…
そうしたら、散った花びらを集めて、押し花にでもしようかな?
夜更けの居間で、一人でバラを眺めながら、ニヤニヤとしている私だった