サーキットのマナーとルールについて
今日は、新東京サーキットで練習。午後から雨が降るという予報にせかさせるようにして、急いで練習を始めた

普段よりも台数も少なく、これなら思いっきり練習できるかな?と思っていた矢先にトラブルが起きた!

サーキットでのトラブルは、大概「サーキットでの基本的なマナーとルール」が守られていないことが原因で起こる。

今回の我家場合もそうだった。

サーキットでの練習走行には、それぞれのレベルに応じて、走ってもいい時間が決められているのだ。

新東京サーキットの場合は、12歳以上でそれなりに走行経験のある人は「一般走行時間」。
始めてカートに乗ったり、そのクラスのエンジンでは始めて走る場合や、12歳未満の人の場合は、お昼休みに当たる11時半から1時までの、初心者&レンタルカート走行時間に走るようになっているのだ

しかし、家の隣りのPITに陣取っていたAというチームの人達が、殆どカートに乗った事がないだろうと思われる人達を何台も、その一般走行の時間に走らせて来たのだ。

コース上には、ラインといって、コースを速く走るために通る道筋のようなものがある。つまり、大概のカートは、いくらコース幅が広くてもそのラインを通って走りぬけようとするのだ。

それなりにカートに乗ったことがある人なら、そのラインが何処なのかということを知っているので、エンジンが慣らしだったり、何らかのトラブルで他のカートと同じように走れない場合は、そのラインを避けて走るのが基本なのだ

しかし、そのチームAのカートは、まるで歩いているような速度で走っているにも係わらず、そのラインを横切るようにして走っているのだ。

つまり、何処を走ったらいいのか分かっていないのだ。普通は、経験のあるショップの人達がそのことは指導するはずなのだが、一向に注意する様子もなくそのまま走らせているので、危なくて仕方がない。

そのうち、交替しようとそこのカートがPITロードに入ってきた。普通は一度エンジンを停止してから交替するのだが、エンジンもかけっぱなし。しかも、カートからの降り方も教えていないらしく、アクセルに足をかけたまま降りようとして、いきなりカートが動き出して、危なく私は轢かれるところだった(怒)

PITの使い方にも、きちんとしたルールがある。先ずPITロードは徐行が原則である。F1などでは、スピードガンで速度を測っていて、ペナルティを課せられてしまうほどである。

そして、PITロードにカートを置きっぱなしにしないこと、やたらとPITロードに人が沢山立たないこと。これは、練習中は、いつPITにカートが入ってくるか分からず危険なので、PITロードには必要最小限のカートと人しか入ってはいけないのだ。そして、PITから出る時には、コースからPITロードに入ってくるカートが来ていないことを、後方を見て確認してコース側の手を上げて入り、徐々に流れに合流すること。どれも、どうしたら安全に練習できるか?と少し考えたらすぐに分かることなのだが…。となりのチームは、何一つ守れていなかった。

そのうち、自分たちのPITの前に、バカ騒ぎする人だかりが陣取っているために、カートがPITに仕舞えず、なんとうちのPITの前にまでカートを置き去りにするようになり、挙句の果てには、断りもなくうちのPITを通ってカートをPITロードに出し入れし始め、その際に使った道具も私達のPITに置きっぱなしにするなど、常識では考えられないことばかりを平然とやってきた。

始めからルールやマナーを知っている人はいないと思うので、同行しているチームの人なり、経験者がそれを注意すべきなのだが、それも一切なされていなかった。

その初心者の人達にしたら、「カート」をしに遊びに来ただけなのかも知れない。しかし、少なくとも他の人達は真剣に練習をしに来ているのだ。そして、それになりにスピードがでて、危険を伴う乗り物だけに、細心の注意を払って練習に臨んでいるのだということが、まるで理解できていないのだ。

カート場は、カートに乗る者にとっては、「公道」なのだ。一般道であれば当然守られるであろうルールは、カート場でも守られるべきものなのだ。あくまでも「カートは遊び」という発想から抜けていないのだと思う。真剣にカートに取り組んでいる者からすれば、「お遊びのカートは、遊園地でどうぞ!」と思ってしまう。

夕方になり、片づけを始めた。カートは2サイクルというガソリンにオイルを混ぜたものを使っているので、どうしても排気にオイルが混じり、そのオイルがカートにこびりつくので、残ったガソリンで洗って掃除する。その際には、ガソリンがこぼれるとアスファルトが溶けてしまうので、出来るだけPITの床などにはこぼさないようにすること、勿論そのガソリンも決められた廃油置き場に捨てること、が原則である。しかし、我家が片づけ終わって帰ろうとした時、信じられない光景を目にしてしまった。

なんと、隣りのチームAの女性人が、自分たちのカートを掃除した時に使った道具を、今まで私達が使っていたPITの床に向かって振って、道具に残ったガソリンを飛ばしていたのだ!さすがに悪いと思ったのか?もう一人の女性が「そんなことしていいの?」とその人に尋ねていたが、その「犯人」の女性は、平然とした顔をして。
「いいの、いいの、家のPITじゃないんだから」(はぁ〜〜?(激怒)
なぜいけないことだと分かっているのにそんなことをするのか?自分のところじゃなければやってもかまわないと思ってしまうのか?もうココまでくると、理解不能である。

「犯人」の女性が抱えていた赤ちゃんが、きちんとした大人に育ってくれることを、奇跡に近い確率で願いたいと思ってしまった。