わたしの部屋の小さな窓
私の部屋には、小さな窓がある

たった17インチの窓だけど、その窓は私にいろいろな景色を見せてくれたり、私に季節を教えてくれたりする

少し前まで、私はその窓にしがみつくようにして、毎日一生懸命外を見ていた

それはいつの日か、ピーターパンがその窓に来て私を狭い世界から連れ出してくれるような気がして、ずっと待っていたのだ

でも、今はもうピーターパンを待つことも探すことも辞めたんだ

だってその窓は、私の想いを窓の外の人達に伝えてくれる窓なんだって気がついたから。そして、私の夢も叶えてくれる窓にもなるんだって気がついたから

前はただ一人で窓の外を覗いていたけど

近頃は、小さな丸い顔達も一緒になってその窓を覗きこんでくるようになって

時々は窓の取り合いになったりもするようになった

一緒にまどの外を覗いては、「ああでもない、こうでもない」と話をしたりするようなった

そこには毎日のように手紙も届くし

時々友達がおしゃべりしに寄ってくれる

そう一緒に窓を覗くヤツらもいるし、一人でその窓を覗いていても、一人じゃないって分かったし

待っているだけじゃなんかもったいない!って思う様にもなってきたし

だから、今は毎日その窓を覗きこんで

時には悩んで、時にはドキドキしながら・・・

私の思いを小さな形に作って、いつか1つの大きな夢にして

その窓の外へ、ビューンと飛ばすことが出来るように

一生懸命頑張っているんだ