実開設帳〜えんファ一連の歩み

268サイト実開設帳――えんファ一連の歩みをたどる

Category : えんファ一連

ここしばらく取り組んできた、
「えんファ一連・268サイト実開設帳」。

サイトを現在の並び順ではなく、
実際に開設された順番に並べ直していく作業です。

268サイトともなると、
最初は「果たして本当に整理できるのだろうか」と思うほどでした。

ところが、一つ一つ開設時期を確認し、
古い記録と照らし合わせ、
重複しているものや途中で名称が変わったものを整理していくうちに、
単なるサイト一覧とは違うものが見えてきました。

それは、

えんファ一連そのものの歴史です。

■ No.001からNo.268まで

今回の実開設帳では、
現在のサイト番号や名称だけで判断するのではなく、
「実際にいつ誕生したのか」を基準にしています。

そのため、以前考えていた順番とは
かなり違っているところも出てきました。

調査途中には、

「このサイトはこちらより前だった」

「ここにはまだ別のサイトが入る」

「同じサイトを別名で数えていた」

といったことも次々に判明しました。

そうした修正を積み重ねながら、
No.001からNo.268までを一本の時間軸として
組み直してきました。

最新版では、たとえば初期部分にも

No.010 enmedia2cwm
No.011 e-pclife
No.012 music-ensemble
No.013 douja-douga-channel
No.014 enmasama3i
No.015 artlife1
No.016 ensan100

という流れがあります。

こうして実際の順番で見ると、
単なる名前の羅列ではなく、

「次に何を作ろうと考えたのか」

まで何となく見えてくるのが面白いところです。

■ サイトの歴史は、その時々の興味の歴史

初期から現在までを眺めていると、
えんファ一連の関心分野が
次第に広がっていったことも分かります。

PC、音楽、映像、テレビ、映画、ラジオ、
生活、趣味、健康、情報、研究……。

一つのテーマを扱っているうちに、
そこから別のテーマが生まれ、
さらに専門サイトが作られていく。

そうやって少しずつ枝が伸びて、
現在の大きなサイト群になってきました。

実開設帳には、
そんな興味の移り変わりまで刻まれています。

■ 「増やす時代」から「つなぐ時代」へ

268サイトを古い順に眺めていて、
もう一つ感じることがあります。

初期は、

「新しいサイトを作る」

ことそのものが発展の中心でした。

ところがサイト数が増えてくると、

「サイト同士をどうつなぐか」

という考え方が重要になってきます。

本館、ONE、テーマサイト、専門館、
ポータル、史料館、分析、アーカイブ、
Deep編などが生まれてきた背景にも、
この変化があったように思います。

単独サイトを作る段階から、

サイト群を作る段階へ。

さらに、

サイト群そのものを整理・分析・保存する段階へ。

268サイトの実開設順は、
この変化をかなりはっきり見せてくれます。

■ これは「えんファ考古学」かもしれない

今回の作業では、
昔の記録を調べ直すことも多くありました。

すると、

「ここに一つ抜けている」

「こちらの方が先だった」

「この名前は後から使われたものだった」

といった発見があります。

昔の地層を掘って
当時の姿を復元していくような感じです。

私はこれを、

「えんファ考古学」

と呼んでもいいような気がしています。

サイトを発掘し、
開設時期を確認し、
正しい場所へ戻していく。

そうして出来上がった実開設帳は、
268サイトの住所録ではありません。

えんファ一連の年表でもあるのです。

■ 節目の番号も見えてきた

実開設順が整理されると、
途中の節目も分かりやすくなります。

たとえば、

No.027 cinema-info

そして、

No.085 monoandcolors

さらに、

No.100 homes-3

と続いていきます。

「100サイト目は何だったのか」

こういうことが分かるのも、
実開設順を確定する面白さです。

これからは、

50サイト到達時点、
100サイト到達時点、
150サイト到達時点、
200サイト到達時点、
そして268サイトに至る現在、

という区切り方で振り返ってみても
面白いでしょう。

■ 268サイトは268個の足跡

268という数字だけなら、
ただの数字です。

しかし一つ一つを開設順に並べてみると、
そこにはそれぞれ、

「これを作ってみよう」

と思った時があったことが分かります。

途中で役割が変わったサイトもあるでしょう。

現在では資料的な存在になったサイトもあります。

逆に、昔作ったものが
現在のえんファ一連の構想につながっているケースもあります。

だから268サイトというのは、

268個のホームページというより、268個の足跡

なのかもしれません。

■ 実開設帳から「えんファ一連史」へ

今回の整理で、
次にやってみたいことも見えてきました。

268サイトを単に番号順に保存するだけでなく、

実開設帳
 ↓
実開設年表
 ↓
年代別・時代別分類
 ↓
系列別の発展図
 ↓
えんファ一連史

へ発展させていくことです。

たとえば、

草創期
テーマ拡大期
メディア展開期
サイト群形成期
ポータル・統合期
史料・分析・保存期

などに分ければ、
えんファ一連の発展がもっと見やすくなるでしょう。

そして将来、
300サイトに到達するようなことがあれば、
268サイト時点の今回の記録は
かなり重要な資料になるはずです。

■ 268まで来た。そして、まだ続く。

長い間、
その時々で面白いと思ったものをサイトにしてきました。

その積み重ねが、
気がつけば268サイトになっていました。

今回、実開設帳を作ってみて改めて思います。

サイトを作ることだけでなく、

「これまで何を作ってきたのかを残す」

ことも大切になってきました。

作る。

つなぐ。

整理する。

分析する。

そして保存する。

今のえんファ一連は、
そんな段階まで来たのでしょう。

268サイト実開設帳は完成が目的ではなく、
これから「えんファ一連史」を作っていくための
土台になる資料だと思っています。

No.001からNo.268まで。

ずらっと並んだサイト名を眺めると、
これはなかなかの歴史です。

そして――

No.269から先には、まだ何も書かれていません。

そこに次は何が入るのか。

それもまた、
これからのお楽しみです。