晩秋の飛翔
wrote A127001 2007 11/23 19:35 (金)

我が家で飼育していた最後の一頭のナミアゲハが羽化しました。
今朝、10時15分頃の出来事です。
蛹から外に出て来る瞬間は見逃してしまったものの、
羽がまだ皺くちゃで出てきたばかりなのがわかりました。
皺がきれいに伸びるのは案外と早く、20分位でした。
それからは、ストローを伸ばしたり縮めたり、羽を少しずつ開いたり閉じたりしていました。
その開く間隔が徐々に広がって行き、最後には完全に
羽を広げ、私をここから早く外に出して!
と言わんばかりに何度もパタパタさせました。
心配していたお天気も、今日は晴れ。
11時15分になり気温が上がってきたところで
外に出してあげました。
最初は藤袴の花の上に乗せてあげ、次はアザミの花の上に移動させ、お別れ前に記念写真を撮りました。
そして最後に私の手のひらに乗せてあげました。
すると・・・意を決したようにさっと空高く飛び立って行きました。さようなら!時刻は11時30分。それは見事な飛翔でした。
元気に巣立ってくれてとってもうれしかった!!
私の休日にぴったり合わせてくれたお陰で、ゆっくり
見送りができました。
その反面、これで最後なんだと思うと寂しくて寂しくて、ちょっと涙・・・。
あれから、蜜は吸えただろうか、寒くはないだろうか、恋人には会えるのだろうか、まだ心配しています。
アゲハチョウさん、どうか元気でね。どうもありがとう。