ブラック・ジャック
ブラックジャックを読み終えましたワ。
それにしてもあの16巻の中で、「大分」という地名が2回出てくるんだよね。
他の所は都会以外、あまり本当の地名は出てこないんだけど(あっても有名な観光地など)、なぜか大分が出てくる。
手塚治虫は何か思い入れでもあったんだろうか?どなたかご存知の方、教えてくだされ。

それにしても驚いたのは、今読んでもちっとも「昔のマンガ」というイメージがないことだ。
車の形や時代背景などは確かに昭和だが、内容的にも環境破壊、人類への警告、人の心の病気など、様々な「現代」が抱えている問題を、あの時代に書いていた、というのがすごい。
さすがに最終巻でコンビニの名前が出た時には、あぁ、そんなに古くもないんだっけ、とは思ったけれど。
手塚氏本人が医学を知っていたからだろうが、手術の絵は圧巻、リアル。カラーだったらどうしよう、という位だ。

もし私や家族が難病で、どの医者も匙を投げ、彼しか頼れなかったら、大金積めるだろうか?
彼が治療に大金を支払わせるのは、人の命はかように重いもの、または金で推し量ることのできないもの、という警告でもある。
昨今起きている殺人事件の安易さ、人の命の重みもわからずにただ己の私利私欲だけのための殺人を犯す者達。



思ったよりも楽に読めたのは、全てが1話で完結するからだろう。
長編を読むと早く続きが見たくて無理をしてしまい、結局しんどくなるのだけれど。