少子化って言うなら
少子化、と騒がれているが、騒ぐばかりで対策が見当はずれ、ということを前に書いたと思う。「少子化だから産みなさい」では解決できんよ。まず、不妊治療は保険が利かないしね。
それに、結婚しても産まない事が選択肢の一つとなった今、いかに「産む気のある人に産んでもらうか」でしょう。
私だって、そりゃ産めるもんなら何人でも、産みたいと思っている。周りのママ友達も、結構そう思っている人は多い。でも、どうして産まない、産めないか。それは、まず第1に「お金」でしょ。とにかくお金がかかる。特に教育に関するお金。幼稚園(保育園)から始まる。3年保育だと私立しかない。1人につき、大体月3万。小・中は田舎だから公立でもいいとして、高校も田舎だから県立でいいとして(といっても入れればの話)、私立大学に行きたい、と言われた日にゃ…今、国立大学でも普通の学科ならあまり変わらないし。
しかも、都会で一人暮らしとなれば…
ちなみに私は東京の私立音楽大学に進学希望だった。寮に入らず一人暮らした生活費などを含めて計上した場合、初年度に1000万、2年目以降300万かかることがわかった。
親ははっきりとは言わなかったが、ため息をついていた。何より、その金額をはじき出し私に見せたのは母本人である。
しがない地方公務員、しかも姉は他県の大学へ行っており、月にどれくらい仕送りをしているかも知っていたし、父の月給も知っていた。私が東京に行くということは、両親に「借金しろ」あるいは「死ね」と言っているようなものだ。そう思った時に、果たして私は、それに答え得るほどの情熱と信念をもって、あの大都会で勉強し生活する覚悟があるのか、しかも喘息持ちで都会に行けば悪化するのは目に見えている、と悩んだ。もちろん、奨学金やアルバイトがあるじゃない、と言ったがそれは親がだめだ、と言った。それでも、何が何でも、と説得できるほどの情熱も、あらゆる波に押し流された形でどこかに消えていった。結局他にも理由があり諦めたのだが、正直、今も後悔していなくもない。
子供にはそんな思いをさせたくない。これからの社会は、大学が、学歴が全てではないが、自分のやりたいことをやってほしい、と思う。そのためにバックアップしたい、と思う。
そう思うと、欲しいがままに子供を産むわけにはいかないのだ。

核家族化、と言われてから久しい。それなのに、父親である男性の勤務形態は一向に変わらないどころか、益々悪化している。
育児休業なんて取ろうものなら、もう机はないと思え、仕事の後の付き合いも大事、とか。
とにかく父親が家にいない。
そのことが、今日の育児にどれだけの影響を与えているのか。もちろん、その後の親子関係にも悪影響。
私のように実家に頼りまくっている人はいい。でも、身内が近くにいない、近所付き合いもない、頼れる人がいない、孤独だ、という人は旦那さんだけが頼りなのだ。
母親だけで育児が出来ると思うのは大間違い。実質的には事が足りるかもしれないが、母親のメンタルな支えは絶対に必要だ。今の育児が辛いのはとにかく「孤独」であること。1日中、誰とも「会話」せず、言葉の通じない赤ちゃんと二人きりで家の中で過ごす人が増えている。
「外に出かければいいじゃないか」と言われても、世間が子連れに向ける目は厳しい。変な人も多い。危険がいっぱいだ。外に出たって、言葉を交わす人も少ない。レジの人やクリーニングのおばちゃん、位が関の山ではないだろうか。
旦那さんは疲れて帰って来て、愚痴を話すのもはばかられるし、話しても野球ばかり観てろくに聞いてくれない。生返事。それでも話そうものなら鬱陶しそうな顔。
俺に育児の事なんて言われてもわかんねーよ、もう仕事で疲れてんだから勘弁してくれよ。大体子供だって俺に懐かねーじゃないか。育児サークルにでも入って友達見つけろよ。
(うちの旦那はこんなこと、絶対に言いません。言ったら即離婚じゃ!)

そんな父親を増やしてしまった、日本の企業、政府。少子化の責任は、女性にあるのではなくあなた達にあるのですよ。

もちろん、女性の社会進出と活躍を阻む保育園不足、企業のあり方、私達の親世代の「子供がかわいそう」という目、などなど、まだまだいーーーーーーーーーっぱい原因はある。それはまた、次の機会に。
児童手当だって、正直焼け石に水だしね。医療手当もせめて就学前まで持ってくれよ。

でも…やっぱり、何もかも一まとめにして言えば、「これからの日本に夢が持てないから」…
かな…中傷的な表現ではあるけど、そう思っている人は少なくないと思う。

うちは高額な宝くじが当たったら、絶対にもう1人産む!!あー、いやいや、その前に、10kg痩せないと出産で死ぬかもしれないから、まずエステに行こうっと。(←他力本願)

皆さん、私が3人目できたら、宝くじが当たったと思ってください。