一途・・・・
一途にひたむきになにかに臨むとき。他の何かを犠牲にしなくちゃいけなくなる

でも、たぶんその一途な気持ちの時には、他の何かになんか、目が行かなくてそうなってしまうのかも知れないけどね?

娘には、ボーイフレンドがいる・・・

娘がはじめてキッズカートに乗った時からの付き合いで

彼はその時すでに、キッズカートのチャンピオンだった

でも、ぜんぜんおごった所のないこで、

優しくてルックスもまあまあの彼は女のこ達にモテモテだったけど

でも何故だろう?娘のところに良く遊びに来てくれていた

娘ももじっと彼が誘いに来るのを待っている「来たぞ!」とも、「待ってたよ!」とも言わないんだけど

いつのまにか、2人で遊んでいるのだ

でも、娘がジュニアクラスに上がっても、彼はキッズクラスのままだったので

毎週必ず土日には逢えていたのに、一昨年の秋から急にパタッと逢えなくなってしまった

娘に「逢いたい?」と聞くと。。。フフフって笑うだけ

でも、渡せないかも知れなくても毎年必ず彼のバレンタインチョコは用意してる

そしてこの春ようやく彼もジュニアクラスに上がってくることになったが、家庭の事情で、なかなか練習に来られなくなってしまい、なかなか結果が出ない。才能もセンスもある彼なのに・・・

娘は、彼がエントリーしたレースの結果を一人でこっそり見ては・・・ため息をついている

本当は娘もカートを辞めようか?って随分悩んでいたんだ

でも、娘の夢は憧れであり、親友であり、一緒に頑張ってきた仲間である。彼と一緒のレースで走ること・・・

だから、またカートを続けることにした

だんだん女性らしい体型になってきて、力も男の子との差がだんだん大きくなってくるし、娘にとっては辛いんじゃないか?って思うんだけど

今彼と唯一繋がっているのがカートであり、自分がレースで頑張ることで彼にも頑張ってもらいたい!って思っているんだ

6月に、もしかしたら一緒にレースが出来るかも知れないって昨日分かったら

「頑張ってそのレースにはエントリするから!」と振り向きながら言った娘の顔が、心なしか明るく見えた

ずっと一途に4年目を迎えた娘の夢が、叶ってくれたらいいな!って思ってる