育児日誌
新学期の準備のために部屋を片付けていた娘が、なにか見つけたらしくて、大騒ぎしながらやって来た

なになに?って見たら・・・なにやらボロボロの小冊子を眺めていた

娘が生まれた時に私が付けていた育児日誌だった

妊婦さん用の雑誌の付録の育児日誌に生まれてから1年間の記録を書いていたのだ

読み返してみたら、我ながらよくもこんなに細かく書いたものだと感心してしまった

そう言えば・・・と思い出して、本棚を探してみたら・・・・あった、あった

その育児日誌のほかに、約二冊

始めて産婦人科に掛かった時から、検診のたびに書いた日誌が出てきた

その日誌には、お産の時の陣痛の様子とか、入院中のこととか・・・

生まれてから、熱を出すたびに、いつ何度熱があったとか、薬をいつ飲んだとか、ミルクをどれくらい飲んだとか・・・

細かく記入して、小児科に受診するたびにお医者さんにみせていたノートにもなっていた

とにかく始めての子育てで、すごく不安だったから、なんでもメモをとっていたんだ

でも、そのノートは、下の子が熱を出したときにすごく役に立った覚えがある

もう少し探してみたら、下の子が生まれた時の育児日誌も出てきた

でもさすがにコッチは下の子が動き始めるようになった頃に終わっていた

2人の子供に時間を取られて余裕がなくなってしまったのだ

毎日ほんの数行しか書いていない日記だけど

でも読み返してみるとなんか昨日のことみたいに蘇ってきて

大きく育って目の前にいる子供達がまるで嘘のように思えた

「これもらってもいい?」って目をキラキラさせて娘が言った

「いいよ、だってアンタの記録なんだからさ!」って言ったら

嬉しそうに「わ〜い!」って喜んで何度も何度も読み返していた

そうそう、ずっと子育てが忙しくて・・・・子供の年ばっかり数えてて

いつも自分のことは後回しで、自分の年を数えることを忘れていた気がする

だから多分私って、見た目が年齢にそくしていなんだろうか?

なんかそんな気がしてきた