ぬくもり
いくら抱きしめても、伝わらないぬくもりがある

たとえ手は届かなくても、目と目で通じる気持ちもある

体温を持たず、無機質なモニターに

光と陰の集合体として映し出される文字

でも、そのたった一言から溢れ出てくる想いもある

それは、送り手の熱さから来るのか?

それとも、受け手の純粋さから来るものなのか?

そのカラクリは誰にも分からない

閉ざされてしまった扉を開く鍵は?

凍り付いてしまった心を溶かす呪文は?

いったいどこにあるのだろうか?