カブトムシパニック!
朝起きてみたら、なんだか子供が騒いでいた

「ホラホラ!動いてる、動いてる!」

ん?なになに〜〜って私も覗き込んだら・・

いきなり子供がカブト虫の飼育ケースと私の目の前に突き出した

ん?ってよく見たら、なんか透明でグニグニしたでっかいのがいる

そう言えば、成虫が天に召されてから

まるで、タイムカプセルのように居間の隅っこに置かれたままの飼育ケースがあったんだっけ?

すると子供達は、飼育ケースをほじくって、何匹いるのか確認したいと言い出した!

この前友達のうちで掘り返したら、沢山出来てきたって話しを聞いたからだ

「え〜〜^^^ママにそんな墓場荒しみたいな真似できないよぉ〜〜^^^」かなり、逃げ腰の私・・・

「あのね、ママ墓荒らしって。。今生きてるのとにらめっこしたの自分でしょう?」と娘の鋭い突っ込み。。(ギクッ)

「だってさ、この前ユウ(他の友達)のとこでさ、掘り返したら、幼虫のミイラが出て来たって〜〜」(ゾ〜〜^^^)

「だから、幼虫の餌になるおがくず足さなきゃいけないんでしょ?」とため息つきながら息子

かくして、テラスに新聞を敷いて、掘り返すことになったが・・・

「ねえねえ、出てきた幼虫を何でコッチの入れ物に移す?」・・・・

「ママのシャベルは?」「え〜?幼虫ってさ、柔らかいんだよ?手元が狂ったら。。グサ〜〜って・・・キャーママにはそんなこと出来ないよぉ〜〜」

「んじゃあ、割り箸でつまむとか?」「だめ〜〜、挟んだ時に、なんかグニャってなったら・・・緊張して手に力が入ってしまって。。そのまま、ちょん切ってしまうかも〜〜?ヒェ〜〜」殆ど泣きそうな私・・・

「なんですぐ殺してしまう方にばっかり考えるかなぁ〜?」殆ど呆れ顔の子供達・・・

あれこれ相談して、やっと幼虫に傷をつけずに済みそうなプラスチックの使い捨てスプーンで、そっとすくうことになり

やたら威勢ばっかりで、ちっとも当てにならない助手2人と私は作業を再開した

すると?出てくる出てくる・・・・・・10匹も出てきた・・・・

「コレから、何回もコレやるのォ〜?」「もちろん!!」って頷いた子供達の顔が、なんとなぁ〜くニヤけていたのは、気のせいだろうか?