「スィカンドラー」
<<インド>>--アグラ--


ファテーブル・スィクリーの内部に有る、アクバル帝の霊廟を支える柱。

全ての宗教を受け入れると言う、アクバル帝の考えが象徴されている柱だと言うが、この模様が何を意味するのか凡人の私には、ちょっと理解出来ない。

この部屋は、イスラム教、仏教、ヒンズー教、ジャイナ教の建築技法を取り入れているのだという。

この部屋の完成は、アクバル帝の死後8年の1613年に完成したと言われているが、既に此処ファテーブル・スィクリーが水不足のために、都を遷都せねばならなくなったとは、皮肉な話である。