2010年01月の記事


四季(秋-冬) 5.7.5 (7.7)


秋の風琥珀に滲むススキの穂揺れて紅ぬくもり求め



有頂天孤独の果実幻と現虚と実映し途方に暮れる



幸せが揺れておいでと天高く愚かな若さもう帰れない



秋の空朧月夜の坂の下孤独を憎み孤独を愛し



変わらない太陽の塔燃える秋原色褪せぬ岡本太郎 (%)



懐かしく流れゆく曲傘がない齢を重ね美学にかわる



元町を彷徨うジャズの枯れし色



星月夜長き読書の旅に出る



灰皿に燻る秋のハイライト



蒼い月寒露に浮ぶ夜明け前



落葉樹手にとる黄色季の神秘



秋の赤もののあわれみ語る木々



秋の暮れあかねをくぐる夢つばめ



風の道秋を散りばめ渡る鳥



陰陽に捻れし枯れ木現の幻



焼却炉燃える炎の自己嫌悪   



絶望はここより寒い斬られ役



寒の弦燐光残すオルゴール



錆びた赤湾の泥海冬の雨



またひとつ寒波の夜の流れ星



大寒に機械仕掛けの春の花



石庭も凍る宇宙か瞑想図



不況風らせん階段冬の円 



プリンセス氷の世界真央とヨナ



ナイロンの弦に奏でる冬の旅 



七曲り冬の潮騒播磨灘



我を問う煩悶うねる冬の海



噛みしめる吹雪の中に個の命  



蒼白き樹海の砦冬の底



死を見つめ終焉学ぶ生きる冬






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