その人なりの・・・・
ひととなりとはなんだろうか?

その人なりのその人也!と私は思う

それぞれがそれぞれのその人也!である以上

多少は反りがあうとか、合わないとかいろいろあるのが世の常で

いろいろ悩むこともあるけど

でも世に真からの悪人はなく、世に真からの善人もなし

みなそれぞれがそれぞれでその人也であるのだと思う

名は体をあらわすとも言う・・・・・

だからこそ、私は娘を授かった時に

優しくあれと心から願い娘に葉月と名づけた

春には若葉を芽吹かせて人々に希望を与え

夏には厳しい日差しをさえぎり木陰を作り

秋には、その葉陰に月を宿し

冬には自らの身を散らして地上にやわらかな光を届ける

そんな強さと優しさを持った女性になって欲しかったから

そして息子を授かった時に

なにをも凌ぐ人に成って欲しいと願い凌也と名づけた

「凌」という字は、氷室のことを指すのだという

冬に蓄えた氷を夏の暑さから凌ぐための部屋である氷室

つまり苦しさや厳しさを凌ぎ、自らをも凌ぎ越えていけるような

大らかで根強い強さを持った男性になって欲しかったから

今、病気で上手く動くことが出来ない息子・・・・

その息子を優しくかばい気遣う娘と動けないことの辛さも

一言も愚痴ることもなく以前と変わらぬ明るさを持ちつづける息子の姿を見ていると

ちゃんと神様は見ていてくれて私の願いを聞き入れてくれたのだと思えてくる

だから神様有難う。こんな素敵なことに気づかせてくれて