朝がまた来る
夜のとばりが終わりを告げ

星たちも分かれを惜しむように輝きを増した頃

東の空は深い藍色に変わり始める

眠りについていた景色たちが

青一色の景色になって、闇の中に少しづつ浮かび始める

空の色が深い藍色からだんだん透明な紫色に変る頃

景色たちは色を取り戻し初めて

早起きな鳥たちもお喋りを始める

地平線が白く輝きはじめるころには

街も目覚めの時を向かえ

やがて、朝日が顔を出して、うつむいていた私の頬を照らす

私は顔を上げ、まぶしい光をじっと見る

私がへこたれていたって、笑ってすごしていたって

私の想いがどうであったって・・・・

そんなことは、全くお構いなしに。朝がまた来たんだ・・・

そして「おはよう」という私の声に、「おはよ〜〜。。。」

という声が返ってくる頃、私の1日も始まるんだ

きっと明日も、そしてその次の日も

ずっと、ずっとその先も・・・・

私なんかにお構いなしに、朝がまた来るんだ