2023年01月の記事


サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会」
<<イタリア>>--ミラノ--

レオナルド・ダビンチの絵「最後の晩餐」を掲載しているサンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会の全景。

此処は美術館ではない、嘗てこの教会の食堂であった部屋が、絵の展示室として使用されているのである。

此処に入館するには規制が実に厳しく、一回の入館人数は30名以下、絵画の鑑賞時間は15分である。

最後の晩餐の絵は、あまりにも有名で、知らぬ人は少ないであろう。

此処を訪れた時は、晩秋の曇り空の肌寒い日であり、すぐ脇にはトラムの停車駅が有ったのを記憶している。

ガランとした部屋の中には、「最後の晩餐」の絵が掲載されていたが、私はその絵の反対側にあるキリストの磔を実施しているフレスコ画が強く印象に残っていたのであった。
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「トレビの泉」
<<イタリア>>--ローマ--

令和5年の新年を迎え、今年が輝かしい希望に満ちた年となるよう、コインを後ろ向きで泉に投げ込むこととしよう。

ローマ皇帝アウグストスの命により造られた人口のこの泉は、1年を通じて観光客の絶えることがない。

ここを訪れた時、旅人はコインを投げずに立ち去ることは出来ないだろう。

夕暮れが迫る時刻に此処に佇み、泉の脇にあるジェラード店で買ったジェラードを舐めながら、しばし瞑想に浸ったものである。

世界的には、コロナ渦と合わせて、ロシアによるウクライナ侵攻の暴挙は、今年も終息を見ることなく続いている。

年内には双方とも終息の日が来ることを願いつつ、トレビの泉に平和の願掛けをしたいものである。
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