2013年06月の記事


「沢山の小さな部屋」
<<インド>>--アグラ--


ファテーブル・スィクリーの堀を巡らした中には、沢山の小部屋の跡があった。

此処で写真を撮っているカップルの姿から見ても、この部屋が如何に小さいかが分かるであろう。

小さく区切られたこれらの部屋は、王にかしずく女性達の部屋であったと言う。

差し詰め日本風に言えば、大奥の将軍の寵愛を受けた側室達の部屋、と言う事が言えるであろう。

今は赤砂岩の柱だけが残るこれらの部屋跡は、今は昔のものの哀れを感ずる遺跡群、と言った所だろうか。
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「風の塔をバックに」
<<インド>>--アグラ--


ファテーブル・スィクリーの風の塔を背景に、仲間が記念写真を撮ってくれた。

気を効かしてくれたのか、私の直ぐ後ろには、サリーを着たインドの女性群の姿が写り篭められている。

これなら此処がインドだと言う事が、一目瞭然で分かるから、粋な計らいと言った所だろう。

歳月人を待たずで、こうして写真を眺めていると、インドに行ったのもつい最近のように思えてくるが、この時から既に、4ヶ国もあちこちの国を訪問済みであるのだから驚きである。

写真やビデオは、タイムカプセルそのものであり、それらを眺めていると、当時の過去の世界に直ぐに入り込んでしまうのである。
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