2012年03月の記事


「手の上のタージ・マハル」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城牢獄の入口前の窓から、手の平に乗せたタージ・マハル。

現地ガイドのアラムさんが、手を窓にかざして下さい、と言われて撮ってくれた一枚である。

これは余興で、手の平にタージ・マハルを乗せることが出来ますよとの事だが、残念ながら、ちょっと手の平がずれてしまったようだ。

もう少し手を手前にかざせば、丁度城が手に乗った感じになったであろう。

こんな悪戯を思い付くのも、現地に詳しいアラムさんなら出来る遊びであろうか。
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「牢獄からの眺め」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城の牢獄の中から、格子戸を通して見るタージ・マハルの光景。

タージ・マハルの建設に、国力を傾けるほどの散財をしてしまった国王シャージャハーンは、息子の王子の謀反により、このアグラ城の牢獄に幽閉されてしまった。

この牢獄の格子戸を通して、自分の建てたタージ・マハルの中に納まる、最愛の王妃を思いながら、死ぬまでこの情景を眺めていたという。

そんなガイドの説明を聞きながら、この光景を眺めると、平家物語ではないが、奢れる物は久しからず、の言葉が思い起こされる。

しかしその浪費が、若くして死んだ彼の王妃のためだったという所が、微妙に哀愁をそそるのである。
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「城門②」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城の中の城門を潜ると中はこの様になっている。

単なる城の中を区切る門ではなく、この様に入口と出口がある、一つの城郭と言った感じである。

この中には幾つかの部屋もあり、城を守る兵士達が交代で寝泊りすることの出来る構造になっていた。

更にこの城郭の先には、頑丈なレンガの壁があり、銃眼などを備えた外敵を守るための工夫がなされている。

これだけ鉄壁の守りを備えた城だからこそ、今でも軍事基地として使用されているのであろう。
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