2011年12月の記事


「家族」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城の中を散策する、インド人家族の様子。

お爺さん、その娘達と夫、そして孫二人と、三世代の家族が、こうしてアグラ城を訪れ、下の娘が今度はあっちに行ってみようと指を指している。

この静かな一角で、まるで彼等の会話が聞こえてくるような光景である。

二人の孫娘たちは、親の後を着いてあちこちを散策しているが、飽きないのだろうか。

このお爺さんと同じように、二人の孫娘を持つ私も、いつかはこうして異国の地を、家族で訪れる事が出来るのだろうか。

この写真を見ていて、ふとそんな気持ちになったのであった。
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「貴賓室」
<<インド>>--アグラ--


ディアニ・アームの一般人の謁見場の奥に、貴賓を迎える謁見の場がある。

矢張りインドは昔から、一般人と貴賓を差別する風習が有るようである。

今でもカースト制度が色濃く残っており、国民は5段階に生まれながらにして区別される。

最上位クラスの人種はマハラジャであり、最下位のクラスは動物よりも劣るとされる賎民である。

マハラジャは王位であり、全国民の1%にも満たないが、国の富の大半を所有している。

この奥の貴賓室は、海外の要人や、マハラジャ達を国王が謁見する場所であり、一般人は入る事の出来ない場所なのである。
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「憩いの場」
<<インド>>--アグラ--


インド人にとって、このディアニ・アームは憩いの場のようである。

アグラ城を探索して疲れた体を癒すと同時に、暑さを一時的に避けてのんびり過ごす場となっていた。

右端には奥の貴賓室に向かって頭を垂れるお坊さんの姿も散見できる。

我々は時間の制限も有り、此処でのんびり過ごすことなく、次の観光場所へと足を運ぶのであった。

貧富の差の大きいインドにあっては、この様な王の謁見の場で、時を過ごすのは、至福の時であるに違いない。

丁度ら日本人が何処かの遊園地に出掛けて、家族でお弁当を広げる感覚と言った所だろうか。
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