2011年07月の記事


「第4の門」
<<インド>>--アグラ--


長い回廊を経て、更に2つの中門を潜りやっとアグラ城の中庭が見えた。

何と厳重な城であろうか、此処までたどり着くのにかなりの時間が掛かる。

しかしこの最終門の先には、城と言うよりは芸術の粋を集めたような、庭園や建築物が我々の眼を見張らせるのである。

タージ・マハルが白大理石一色の白亜の殿堂に対して、このアグラ城は、赤砂岩一色の目も覚めるような赤色である。

わずか数キロ離れた所に対峙する城と赤の巨大な建造物は、此処アグラの誇る世界遺産であると言えよう。

しばらくはアグラ城内部の壮大な情景を披露することとしよう。
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「長い回廊」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城の中門を潜ると、更に両脇を高い壁で囲まれた長い回廊が続く。

その先には第三、第四の門が有り、それを潜るとやっと城の中庭に出ることが出来るのだ。

これだけ厳重なアグラ城だから、今でもインドの軍事施設として使用されているのだろう。

この両脇の壁の外側には一体どんな施設があるのだろうか。

外の世界とは、全く隔離された世界が存在していると言った感がある。

左端の女性たちだけの家族は、ペットボトルを持った現地ガイド付きの観光客のようで、同じインド人でもかなり富裕層の人たちなのであろう。

こうしてみると、此処を訪れる観光客も、ワールドワイドな感じがしたものである。
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「中門②」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城中門サイドを飾る、見事な彫刻が施された城門の様子。

単なる敵の進入を防ぐための門というよりは、むしろ芸術性を感じる、城そのものであるような感がある。

赤砂岩の彫刻の上に、更に青タイルを貼り付けた部分も見受けられ、建築当初はかなり綺麗だったのではないだろうか。

これらの門を潜り向けた所に、城の内部が有るのかと思いきや、更に長い城壁で囲まれた通路が有り、その先には、もう一つ城の中への入場門があるのだ。

これだけ厳重な城門を構えた城も珍しいのではないかと、感心したものである。

恐らく、陸上での戦闘では、外部からこの城を攻略するのは難しく、難攻不落の城とはこう言う城を言うのではないかと思ったものである。
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「中門」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城の城門を潜ると更に中門が眼前に有った。

城門は実に堅固に作られており、門を潜ると広い場内に入る訳ではない。

堀の先の門を過ぎても、此処でまた、敵を待ち構える難所が有ると言った具合である。

日本の城でも、同じように中門を構えている城が多いことを思い起こした。

しかしこの中門にしても、実に繊細な模様が施してあり、見る者の目を楽しませてくれるのである。

此処でもまた、ムガール建築の粋な芸術性を発揮していると言えるだろう。
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