「ユウゴ君の儀式④」
<<インドネシア>>--バリ島--


生後6ヵ月目を迎えた、ユウゴ君を祝う儀式その4。

司祭者から渡された用紙を、確りと握り締めて司祭者を見詰めているユウゴ君。

まだ生後6ヶ月だというのに、自分が何をされているのかはっきりと分かっているような眼差しである。

この子はかなり頭が良く、聡明であるように思えてならない。

ワヤン君が自慢の愛児である事に間違いないであろう。

こんな小さいのに、指には金の指輪が確りと嵌められている。

ワヤン一家が、ユウゴ君を如何に大切に育てているかが、読み取れるような場面である。

背景に後ろ向きで正装をしている女性は、ワヤン君の近親者であろうか。