2010年07月の記事


「ユウゴ君の儀式」
<<インドネシア>>--バリ島--


生後6ヵ月目の儀式を迎えたユウゴ君一家の姿。

バリ島のワヤン君から、ユウゴ君の近況を知らせる写真が送られて来た。

バリ島では誕生日から数えて6ヵ月目に、無事元気で育っている事を神社に行って、祝う儀式が有るのだとのこと。

この写真は、一族で神社に詣で、神前でお祈りを済ませた所のシーンのようである。

ママに抱かれたユウゴ君は、彼の従兄弟たちに囲まれて、元気一杯愛くるしい笑顔を振り撒いている。

次のお祝いの儀式は、一年目になるのだという。

神を敬う儀式がたくさん有るバリ島では、こうして皆が元気で平和に過ごせる事を祝う習慣が、根付いているようである。
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「踊る少年」
<<インド>>--アグラ--


アグラに着いて、ランチを摂るために入ったレストランでの光景。

このレストランには、舞台が有り、インド音楽の演奏に合わせて、少年がインド舞踊を披露していた。

ガイドのアラムさんが手招きをすると、その少年がこちらにやって来て、我々の前で実に見事な踊りを披露して見せた。

彼はまだ11才だというが、全く臆することなく、自信を持って様々な踊りを見せてくれた。

彼が我々に何処から来たのかと聞くので、日本からだよと答えると、何と「サクラサクラ」の童謡を日本語で歌って見せたのには驚いたものである。

ビデオで彼の踊りや歌を披露出来ないのが残念だが、彼のきらきら輝く瞳が、まだあどけなさの残る少年らし顔と、商魂逞しい一座の花形である自負心を持った顔の、両面を物語っているようであった。
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「村の賑わい⑤」
<<インド>>--アグラ--


露店の台一杯広げられた、玩具屋の店先の光景。

他愛も無い安物のおもちゃが、たくさん積まれているが、こんなおもちゃでも子供のために買って行く人が居るのだろうか。

目を引くのは、立派な髭を蓄えた男の姿である。

腕に絵の具を塗っている所を見ると、ヨガの行者のようにも思える。

様々な人間のエネルギッシュな仕草を見ていると、貧しいながらも、インドの活力の凄さに圧倒される。

商品が売れる売れないに関係なく、店を広げてその日の糧に有り付けるだけで、良しとする様な機運が感じられるのである。
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「村の賑わい④」
<<インド>>--アグラ--


車は再び別の村の、商店街に入ってきた。

此処でも、派手なサリーを着た女性たちが目に付くが、何となく懐かしさを憶える光景である。

駄菓子屋かタバコ屋のような店先に、子供達が群がっている光景は、一昔前の日本を見るような感じがするからだ。

何も無い時代に、こんな商店の店先は、子供の夢を実現させてくれる品物がたくさん置かれていたものである。

私が少年の頃、紅梅キャラメルと言うのがあった。

箱の合わせ目を剥がすと当りのマークが出て来て、もう一箱貰えたり、箱の中の巨人軍の選手たちのカードを揃えたり出来たのである。

僅かな小遣いを手に持って、このキャラメルを買うために、駄菓子屋の前に走ったものである。

インドのこの子等も、同じような夢をこの店先で楽しんでいるのではないかと、勝手に想像したのであった。
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