2009年03月の記事


「歴史」
<<トルコ>>--イスタンブール--


エジプシャン・バザールの裏側出口に刻まれたこの市場の歴史を証明するプレート。

16世紀半ばに、このバザールはイェニ・ジャミイのモスクを東西交易の場とすべく、市場として開放された。

この市場が如何に歴史的に古く価値が有るかをこのプレートは証明している。

下にはアラビア文字で、その由来を記しているようだが、残念ながら判読出来ない。

16世紀の半ばと言えば、日本はまだ鎖国をしていた時代である。

この頃に既にトルコは、東西貿易を盛んにしていたのである。

改めてこのプレートを見て、トルコの歴史の古さを感じたものである。
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「坂の街」
<<トルコ>>--イスタンブール--


なだらかな坂に沿って延々と続く商店街。

イスタンブールは、横浜や神戸のように、港に通じる丘に沿って栄えた街なので、平らな所はあまり無い。

ガラタ橋の上からは、旧市街と新市街の海から丘に向かって栄えている街の様子が良く見渡せる。

東西交易の要衝だっただけに、何処の商店街も賑わいを見せている。

出来れば、イスタンブールだけに焦点を合わせて、此処に数日滞在して、改めてゆっくり街を散策し、新発見をしたいものだと思ったが、恐らくこれから先、それが実現する日は来ないだろうと思ったものである。

まだ見ぬ世界の様々な国の方に、好奇心の強い私の興味の対象が、どうしても行ってしまうからだ。
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「賑わい⑤」
<<トルコ>>--イスタンブール--


繁華街を行き交う人人人。

イスタンブールの商店街は、ショッピングや散策を楽しむ人たちで溢れ返っていた。

物を買わなくても、ただウィンドショッピングをするだけでも、古今東西を問わず楽しいものである。

友達同士、夫婦連れだって歩く人も少なくない。

トルコでは、愛国心が強いのか、至る所で三日月に星の国旗を目にすることが出来る。

日本では国旗を掲揚する事は、最近とみに少なくなってしまった。

これは一体どうした傾向なのであろうか。
国旗を掲揚することが、国粋主義のようで憚れるのか、或いは愛国心の薄れなのであろうか。

かく言う我が家でも、国旗が何処に仕舞い込んであるのか忘れてしまったが…

どう言う訳か、欧米各国では自国の国旗を常日頃から掲揚している国が多いのである。
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「修繕」
<<トルコ>>--イスタンブール--


二階の屋根の修繕をする男の姿。

修理の様子を見ていると、どうやら専門の修繕屋では無さそうである。

半月型の屋根瓦を組み合わせるだけの修理のようだが、これでは地震などが来たら、下に落ちるのではないかと心配になる。

屋根自体も年代物だから、朽ちて破損するのではないかと気になる所だが、下は木ではなく鉄骨のようだから、大丈夫なのであろうか。

前方に今まで載せていた旅行鞄屋が見えるが、見事に屋根まで商品を積み上げている様子が良くわかる。

当然あの屋根に商品を展示するのには、梯子に上って並べるしかないであろう。
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「屋根の上まで」
<<トルコ>>--イスタンブール--


2階まで商品を展示する商店の様子。

流石に多くの旅行客が往来するこの市場の通りには、旅行者の必需品である、スーツケースや鞄を売る店が多い。

それにしてもこのたくさんの商品を展示し切れずに、屋根の上まで吊るして飾っている商魂には仰天する。

店の若い店員は、所在無げに携帯を操作している。

後ろに居る棒を持った男は、屋根に吊るしたバックを客の要望に応じて、釣り下ろすための道具であろうか。

まるで日本のアメヤ横丁を見るが如き景観である。
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