「車窓から�D」
> -イスタンブール-


イスタンブールが見えて来た。

アンカラから8時間のバスの長旅を経て、やっとイスタンブールの街並みが見えてきた時の感動は、ひとしおである。

手前のアジアサイドからボスフォラス海峡を経て、前方にヨーロッパサイドの街並みが開けている。

イスタンブールは、正にこの海峡を境にして、アジアとヨーロッパの双方に跨っているのだ。

東西貿易の中継点、要衝と言われる所以である。

10日間に亘るトルコの旅は、イスタンブールのヨーロッパサイドから出発し、そしてトルコの主要都市を一周して、アジアサイドから再び此処に戻ろうとしている。

これからはイスタンブールの街を、思う存分堪能していただきたいと思う。