2018年09月の記事
2018 09/25 17:23
Category : 10月10日

二十四節気、寒露に入った。
夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃。
最近は太平洋側によく台風が上陸する。
特に22号は伊豆諸島に大きな爪痕を
残して去った。
残暑が厳しいと思っていれば、北風吹いて
急に肌寒くなり、寒暖差が大きい。
猛暑が長かった今夏、身体が暑さに慣れて
20℃前後で寒く感じる。
稲を刈り取った田圃は黄色と化し、
短い秋がきた事をつくづく思う。
小川を流れる水の瀬音に胸寂しく、
この町と、もう少しで別れなければならない。
何時もの散歩道、温泉旅館があり、
其処を曲がれば高齢者施設が有る。
一、二年で沖縄行きは終わりにしたい。
と言っても私は沖縄に永住したいと、
常に考えている。
しかし、一生一人で生活出来るのか、
親戚等は無く、住む場所が不便な町である。
以前、昼は会社員、夜は友達の料亭の
手伝いを依頼され、午前0零時迄働いた。
何の苦もなく生き生きと楽しく仕事を続けたが、
若さが有ったからだと思う。
今は厚生年金、厚生年金基金と伴侶から
少ない月給を頂き、経済的には生活出来る筈。
伴侶は静岡県に永住したい希望を持ち、
沖縄永住になれば別居しなければならない。
物騒な世の中、働いても安い賃金、ミシン刺繍と
和裁が少し出来るが、これからは人生を
私なりに楽しく生きてゆきたい。
伴侶は昔から好きなように自由にさせて居る。
「出て行け!」一度も言われた事はない。
寂しい二十五年間だった。
でも何処の妻でも我慢して耐えて居るのでは。
私は古い考えの人間、女である。
その時、その時に決めれば良い。
夜が長くなり、午後5時過ぎれば
とっぷりと日が暮れる。
目ざとく遊んでいた小鳥達も山へ帰って行く。
庭の柿の実が部屋からオレンジ色に見える。
山柿が 鈴生り重し 枝の先 sakura
2018 09/09 20:37
Category : 9月9日
猛暑日の多かった夏も終わり、
すーっと冷んやりした海風が袖口を抜けていく。
5日夜から秋の雨が降り出し暫く続くらしい。
先週は強い台風、北海道の震度6,7の地震と
災害続きを見る度に心が痛む。
全く連絡のなかった主人からメールが届き、
「北海道に旅行に来たが今週は帰れない。」とのこと。
彼は大地震がくるとは知らずに北海道に行った。
無断で家を出てから五日後に北海道から
「避難所生活をしている。」続けて連絡を貰う。
札幌に居るだけでは何と言う避難所か分からない。
私が行けば二人が困る。
今日から電車や飛行機が動くようになったので、
近い内に帰郷すると思う。
どんなに尽くしても信じても裏切る彼、
だから居なくても寂しくはない。
人は誰かと関わらなければ生きてはいけない。
私は穴が開いた心の内を自分で励ましている。
平凡に暮らせる幸せな日々に感謝し、
久しぶりにブルーの富士山を見ながら散歩する。
秋の雲はひつじ雲、黒い雲、白い雲さまざま。
万が一、この町に大地震がきたら大津波がくる。
来る来ないと騒がれる東南海地震がくれば、
津波タワーまで行く時間が足りない。
その時はその時で諦める覚悟はしている。
だからこそ人生を楽しく生きたい。
星も出ない暗い空の下で虫の音が聞こえて、
隣近所の子供の声もしない静かな夜である。
日の暮れの 少し短き 夜長月 肌を伝わる 心地よき風
Sakura1205
すーっと冷んやりした海風が袖口を抜けていく。
5日夜から秋の雨が降り出し暫く続くらしい。
先週は強い台風、北海道の震度6,7の地震と
災害続きを見る度に心が痛む。
全く連絡のなかった主人からメールが届き、
「北海道に旅行に来たが今週は帰れない。」とのこと。
彼は大地震がくるとは知らずに北海道に行った。
無断で家を出てから五日後に北海道から
「避難所生活をしている。」続けて連絡を貰う。
札幌に居るだけでは何と言う避難所か分からない。
私が行けば二人が困る。
今日から電車や飛行機が動くようになったので、
近い内に帰郷すると思う。
どんなに尽くしても信じても裏切る彼、
だから居なくても寂しくはない。
人は誰かと関わらなければ生きてはいけない。
私は穴が開いた心の内を自分で励ましている。
平凡に暮らせる幸せな日々に感謝し、
久しぶりにブルーの富士山を見ながら散歩する。
秋の雲はひつじ雲、黒い雲、白い雲さまざま。
万が一、この町に大地震がきたら大津波がくる。
来る来ないと騒がれる東南海地震がくれば、
津波タワーまで行く時間が足りない。
その時はその時で諦める覚悟はしている。
だからこそ人生を楽しく生きたい。
星も出ない暗い空の下で虫の音が聞こえて、
隣近所の子供の声もしない静かな夜である。
日の暮れの 少し短き 夜長月 肌を伝わる 心地よき風
Sakura1205
2018 09/03 10:43
Category : 9月3日
北の窓から風が吹き
ガラス戸がカタカタ音をたてゝいる。
小川のせせらぎもサラサラ流れ、
海風に夏が徐々に終わっていくのを感じる。
昼は暑くても夜が急に涼しくなり、
夏が少しずつ離れていくのを感じる瞬間がある。
特に夜、庭で虫の声が賑やかに聞こえれば、
秋になったと思う。
あれっ鈴虫?松虫?
競争するように鳴いている。
昆虫だって生きているのだから
大切にしてあげよう。
この春夏秋冬のある平和な時節を壊す、
災害が無ければ日本は本当に良い国だ。
機械で稲を刈っている人、
手で刈っている人、稲づくりを辞めた人。
稲作りを辞めた水田には様々な雑草が生え、
ススキは二m位に伸びて風に揺れていた。
主人と1か月でも2か月でも離れて暮らす事が、
彼を自由に楽しく暮らせる方法だと分かっている。
彼の前髪を曲がってカットした彼女、
恥ずかしいとも思わず喜ぶ彼。
毎日、夫婦のように会ったり電話で会話する、
日常茶飯事だから今更、驚きはしない。
昨夜、私は胸騒ぎがして午前2時半頃、
起きてみれば彼の姿が又消えていた。
午前10時にメールが来ていたが、
「台風が来るから暫く避難する。」とのこと。
台風など平気な人が無断旅行に行ってしまった。
私はこの家に一人になってしまい恐くなる。
巨大台風が来ることも知らずに虫の音が賑やか、
あの虫達も災害に遭わずに生き残って欲しい。
ガラス戸がカタカタ音をたてゝいる。
小川のせせらぎもサラサラ流れ、
海風に夏が徐々に終わっていくのを感じる。
昼は暑くても夜が急に涼しくなり、
夏が少しずつ離れていくのを感じる瞬間がある。
特に夜、庭で虫の声が賑やかに聞こえれば、
秋になったと思う。
あれっ鈴虫?松虫?
競争するように鳴いている。
昆虫だって生きているのだから
大切にしてあげよう。
この春夏秋冬のある平和な時節を壊す、
災害が無ければ日本は本当に良い国だ。
機械で稲を刈っている人、
手で刈っている人、稲づくりを辞めた人。
稲作りを辞めた水田には様々な雑草が生え、
ススキは二m位に伸びて風に揺れていた。
主人と1か月でも2か月でも離れて暮らす事が、
彼を自由に楽しく暮らせる方法だと分かっている。
彼の前髪を曲がってカットした彼女、
恥ずかしいとも思わず喜ぶ彼。
毎日、夫婦のように会ったり電話で会話する、
日常茶飯事だから今更、驚きはしない。
昨夜、私は胸騒ぎがして午前2時半頃、
起きてみれば彼の姿が又消えていた。
午前10時にメールが来ていたが、
「台風が来るから暫く避難する。」とのこと。
台風など平気な人が無断旅行に行ってしまった。
私はこの家に一人になってしまい恐くなる。
巨大台風が来ることも知らずに虫の音が賑やか、
あの虫達も災害に遭わずに生き残って欲しい。