2021年08月の記事


GoToに執心だった人
1年前、GoToに執心の首相。
いまの判断は見聞きしたくない情報も踏まえて蚊。

素粒子より
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コロナ対策
「効果ある対策をやり抜いていく決意」。
またも響かぬ首相の言葉。
緊急事態拡大。
料理屋で「黙食」打ち合わせの自公幹部。
「不要不急ではない」。
みな同じなのよ。

素粒子より
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アフガンの陥落
ホームズは一目でワトソンのアフガンでの軍歴を見抜いた。
19世紀にも戦闘の地、いまもなお大国に翻弄される。

素粒子より
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いつまで続くコロナは
相次ぐ過去最多、記録更新。
スポーツなら大歓迎だけど、感染者や豪雨はつらい。
見えない脅威。
市中に広まっているデルタ株、大気中にたっぷり含まれた水蒸気。

素粒子より
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物忘れをすれば新しいものが入りやすくなる。
集めた情報で身の回りを固めていると、人間は干からびていく。情報はどんどん捨てる方がいい。
といっても人の記憶はままならない。「覚えようとするものは忘れがちなものだが、忘れようとするものはなかなか忘れられない」。自分の記憶ですらこうだから、人様の記憶などおよそ思い通りにいかないと考えるのが普通だろう。
ところが最近、「忘れられる権利」が話題になる。自分に関する不都合な情報をネット上から消させる権利、つまりは人様に忘れてもらう権利だ。欧州では、以前のトラブルについて新聞記事がずっとネットに残り、不利益を被った人が訴えて、5月に検索結果の削除が認められた。
日本でも似た争いがある。自分の名前を検索すると犯罪に関わっているかのような結果が出て、生活が脅かされている。そんな申し立てに東京地裁は先日、人格権の侵害を認め、削除を命じた。検索最大手のグーグルが、この命令に従うと表明した意味は大きい。
仮想世界を漂う「記憶」は時に凶器になる。その適切な取り扱い方を確立すべく、試行錯誤が続く。

 天声人語より
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夜型生活取り戻すには、朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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お盆
お盆を迎えた災害級の感染爆発列島。
大文字の送り火、今年も郷里で拝めへんなぁ。
巣虫お見舞い申し上げます。

素粒子より
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日航機墜落から36年
日航機墜落からはや36年。
遺族らは慰霊の登山に、

紙面より
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コロナのその後
きのう東京の重傷者が過去最多に。
自宅療養・入院待ちも約3万人。
「より速く」の精神、救える命に今こそ。

〽上を向いて歩こう 口ずさむたび、浮かぶあの笑顔。
日航機墜落の悲しみ、あす36年。

素粒子より
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しばらく休憩します。
あさの天声人語の書き写しはしばらく休止します。
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2年ぶりの夏の甲子園
昨夏は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、2年ぶりの開催。

紙面より
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作家や画家なとの若い頃の作品を「若書き」といい、勢いを感じさせるものが多い。
サトウサンペイさんの場合、入社試験の履歴書を漫画で描いたというから、相当の大胆さである。
産声をあげた頃、そして戦中戦後の自分を絵にして、短い文も添えた。面白い奴だという重役もいて、百貨店に採用され宣伝部で働き始めた。さらにはその話を聞きつけた夕刊紙の幹部から、うちで描かないかと誘われた。
そうやって漫画家サトウサンペイが生まれたと、著書『見たり、描いたり。』にある。採用した会社にも面白かった新聞人にも感謝したい。朝日新聞の4コマ漫画「フジ三太郎」のとぼけた顔を見続けることができたのだから。サトウさんが91歳で旅立った。
その漫画を久しぶりに詠み、サラリーマンの哀しさをおかしさに変える芸を楽しんだ。例えば自分の仕事の紹介で「商社関係」「技術畑」などと言うべきところ、ヒラの三太郎は「主に上下関係です」と答える。彼の上司は続けて「ずっとゴマ畑を歩いてきました」。
世に政治を扱う「ドッシリ漫画」があり、一方で「ホノボノ漫画」もある。自分のはニュースや社会現象をよく見て取り組む「キョロキョロ漫画」だと称していた。26年続いた連載の傍ら、旅やマナーのエッセーでもキョロキョロ精神を発揮した。
三太郎の題材は、政治家の不祥事から若者のファッション、大事件など何でもござれだった。コロナ禍の今なら、どんなふうに憂鬱を笑いに変えてくれただろう。

 天声人語より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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原爆が投下されて1年経った1946年の8月6日、広島市で「平和復興祭」という名の催しがあった。
犠牲者の慰霊だけでなく祝祭の趣があったようで、花電車が走り、仮装行列が見られた。
着飾った少女たちの行列もあり、三味線や太鼓も出ていたと、その日広島を訪れた中国配電の岡山支店長が書き残している。かなりの違和感を覚えたらしく「広島市の人々は一体何に血迷ってこのお祭り騒ぎであろうか」と綴っている。
当時は連合軍の占領下にあり、原爆への批判は許されなかった。被害より復興に焦点を当てたいという気持ちもあったろう。それにしても現在の原爆忌とはあまりに違う。
核兵器を絶対悪ととらえる考え方は時間をかけて育まれてきた。ビキニ環礁で米国が行った水爆実験の衝撃が、原爆の災禍を改めて思い起こさせた。多くの原爆文学、そして被爆者の手記や証言が人々の心を揺さぶった。流れの先に核兵器禁止条約がある。
条約は今年1月に発効し、55の国と地域が批准している。「核兵器の終わりの始まりだ」とは広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんの言葉である。悲しいのは、日本政府がこの条約に背を向け続けていることだ。核保有国の米国に追随するかのように。
きょうの平和記念式典で、首相は前任者と同じ条約に言及すらしないのだろうか。占領下で米国の顔色をうかかわざるをえなかった時代は遠く過ぎたはずなのに。

 天声人語より
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お大師さんと一遍さん 一遍上人は時宗の開祖、弘
一人である。「捨」は四無量心の一つである。慈・悲・喜・捨の四つの心の一つである。また般若心経でいう空である。それはまた無ともよばれ、縁起ともよばれる。それは現代社会の使い捨ての捨ではない。わたしたちに若さや美しさをもたらし、草や木に美しい花と匂いをもたらすものである。それは仏の命であり、いぶきであり、ナニアミダブツであり、返照金剛である。
 遊行上人と修行大師のお二人は「捨」を体得し、その中で遊戯し、大宇宙の慈悲をわがものとして、すべての人に温かく接していらっしゃる。
 ナミアミダブツの六字の名号について、一遍さんは「唯南無阿弥陀仏の六字の外に、わが心身なく、一切衆生にあまねくして、名号これ一遍なり」とおっしゃる。
 ここでいう一遍は一遍さんの一遍ではない。ナミアミダブツの六字の名号は、わたしたちの心身だけでなく、いきいきとしいけるもの、山河草木、吹く風立つ浪の音にいたるまで、ただ一つの名号であって、この大宇宙いっぱいにゆきわたる全一普遍のものであるというのである。これを真言の宗旨では返照金剛という。南無大師返照金剛と唱える時、全一普遍の一遍と自分とが融け合うように、自分も返照金剛、山も河も草も木も返照金剛、宇宙の中で返照金剛でないものはないということになる。これを大日の風光という。それは一即多。多即一という華厳の世界でもある。お遍路さんは楽しそうに「なあむだあいしへんじょうこんごう」と唱えながら四国の山野を巡る。
軽やかさと安からさ「なアムだアイシヘンジョウこンゴウ」にはリズムがある。のんびりした軽やかなリズムがある。四拍子のリズムがある。心の軽安の表れである。心が実に軽い。安らかである。ここにもお大師さんの宝号の喜びと一遍さんの名号の喜びとの共通性がある。

 50番繁多寺・小林隆盛
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戦争文学の傑作、大岡昇平の『野火』の主人公は野戦病院に送られる。
血だらけの傷兵が床にごろごろしている前で、彼は軍医にが怒鳴りつけられる。肺病なんかで病院に来たことを理由に。それでも何とか入院するものの3日で追い出される。
隊に戻ると、病人を抱える余裕はないと分隊長から言われる。「病院へ帰れ、入れてくんなかったら、幾日でも座り込むんだよ」。病を得ても入れない野戦病院。そんな場面がいま頭にちらついて仕方がない。政府が打ち出した「入院制限」のためだ。
感染者が急増する地域では中等症の患者であっても、重症化のリスクが低いと判断されれば自宅での療養を基本とする。そんな方針が唐突に示された。感染の拡大に病院の収容能力が追いつかないからだという。
東京都の局長が「不安をあおらないで」と発言したのは、つい先週だった。菅首相も重症者の数が抑えられているとして楽観ムードを振りまいていた。先のことを考えようとしない人たちばかりが対策を担っているのか。
中等症という文字だけを見ると間違えてしまう。呼吸困難や肺炎を伴う場合が多いのだ。病状がさらに悪化したときに、迅速に入院ができるのか。それを差別する保健所は過大な負担に耐えられるのか。
事態はここまで深刻なのに、政府が1回目の緊急事態宣言よりも緩い対策しか取っていないことも解せない。もはや自分で自分を守るしかないのか。指導層の方針が当てにならないのは、戦争のときと同じである。

 天声人語より
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東京の街には豆を並べて売る豆屋さんがけっこうあったが、今は築地場外以外ではあまり見かけない。
蚕豆の季節が終わると、枝豆が出てくる。十三夜の豆名月の頃まで、枝豆が食べれる。そのあとは大豆となり、昆布と一緒に煮豆にする。大豆を粉にひけば黄粉。お餅は海苔をまいた磯辺巻きが好きだが、たまには黄粉の安倍川餅が食べたくなる。節分の豆まきで炒った大豆を食べる頃には、そこはかとなく春の気配がしてくる。節分の豆は年の数だけ食べるものだと教えられた。
今年ももうすぐ枝豆の季節だ。
近所のスーパーで玩具のかき氷機を買った。ラーメン屋さんのカウンターに置いてあったようなかき氷機を小さくした玩具で、専用の製氷皿もついている。かき氷を孫たちにごちそうしたいのだけど、どうも怒られそうな気がする。「そんな冷たくて甘いものを食べさせないでちょうだい。お腹をこわしたらどうするの」と。
 それでも、築地場外の豆屋さんで小豆を買いたい。油で小豆をかき氷の上にのせ、五十年以上前に亡くなった父のことを話してみたい。

 作家の口福より-----中沢 けい
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ひとり暮らしの主人公のアパートにある夜、見知らぬ家族があら現れる。
そしてここが自分の家だと言い張って、居座ってしまう。安部公房の短編小説「闖入者」の不気味さは、彼らが民主主義を装うことにある。
家族は自分たちの多数決で「この部屋はわれわれのものだ」と決めてしまう。主人公が抗議すると、「君は民主化の原理である多数決を下らないと言うのか」と怒り始める。最後は主人公を押さえつけ、鉄拳で気絶させる。
理不尽な暴力と、民主主義の偽装。そんな国や地域がじわじわと増えてきている気がする。ロシアは選挙こそするものの、政権批判派は立候補させず、ときに拘束もする。香港も議会から民主派を締め出した。そしてミャンマーでの軍による支配である。
国軍がクーデターで権力を握ってから半年。ミンアウンフライン最高司令官が首相に就任したとの発表があった。再来年までに総選挙を実施するという。民主体制なのだと外国に訴えるつもりだろうか、政権幹部を拘束したままの選挙に何の意味があろう。
抗議のデモすら許されず、人権団体によると、この半年間で940人の市民が国軍に殺害されたという。自国民に向かって「頭や背中を撃たれる危険があると学ぶべきだ」と言う組織に国軍を名乗る資格はない。
ミャンマーの市民たちは国際社会に助けを求めている。日本の外務省はたしか、国軍に意思疎通のルートがあり、強く働きかけていると言っていた。しかし成果はいっこうに見えてこない。

 天声人語より
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原爆の日に思う
唯一の戦争被爆国こそ核廃絶の主役のはず。
首相の言葉は躍ったが、成果はどこに。

素粒子より
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民俗学でいう「ハレとケ」は日本の伝統的な暮らしを表現している。
「ケ」は労働を中心とする日常的な空間であり、「ハレ」は正月や盆、祭りなど非日常の空間である。二つははっきりと分けられ、ハレの日には食べる物も着る物も違う。
今の暮らしに当てはめるなら、コロナで行動を抑制せざるをえない日常が「ケ」であろう。そして東京五輪による気持ちの高ぶりは「ハレ」そのものだ。第5波ともいえる感染拡大のなか。「ケなのにハレ」というややこしい事態に陥っている。
そんな懸念は、開催の前から政府分科会の尾身茂会長が示していた。五輪関連イベントなどの盛り上がりが感染対策と矛盾するメッセージになり、人びとの警戒心が緩んでしまうのではないかと。
パブリックビューイングなどの催しは最小限となったものの、五輪の雰囲気が感染対策の足かせになっているのは事実だろう。旅行に出かける人たちから「五輪もやっているし----」の声が出る。誰だって一日中、テレビ中継にかじりついているわけではない。
政府は、感染拡大と五輪は関係ないと言い続けている。しかし今なすべきは五輪による緩みがあるのを前提に対策を立て、強いメッセージを発することではないか。あるいは五輪で緩んでいるのは、首相官邸の空気なのか。
コロナ禍が落ち着いたらあそこに行きたい、あの仲間と集まりたいと、待ちわびている方も多いだろう。そんな一人ひとりにとっての「ハレ」が実現するのは一体いつなのか。

 天声人語より
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菅おろし
野党は「人災だ」。
与党も反発。
ひょっとしたら、「菅おろし」の幕が上がるかな。

素粒子より
それならまず、二階幹事長を変えないことには。
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長く読まれてきた絵本『ダンプえんちょうやっつけた』は、小さな保育園が舞台だ。
ある日、子どもたちが少し離れた山へ遊びに行くことになった。ランニングシャツ姿の園長が押すリヤカーに乗って。
荷台にすし詰めに座っている絵には、笑った顔もきりっとした顔もある。どの子も、これから始まる遊びに胸をふくらましているようだ。リヤカーではなく、保育園や幼稚園に向かうバスに乗る子たちの多くも同じような気持ちだろう。
バスのなかで5歳の男の子が亡くなったという報道が、にわかには信じられなかった。福岡県中間市の保育園で倉掛冬生ちゃんが朝から夕方までの9時間、車内に置き去りにされていた。死因は熱中症という。
子どもを預けている親ならば誰もが、戦慄を覚えたに違いない。バスに残っている園児がてないかと、なぜ確認をしなかったのか。保育園に来ていないと思ったら、なぜ親に連絡を取らなかったのか。
カッコウは他の鳥の巣に卵を生みつけて世話をさせる習性がある。「托卵」と呼ばれるこの行為は他の鳥をだますことで成り立つが、人間の子どもを預けるというのはそれとは全く違う。相手への信頼があって初めて成り立つ。成り立つはずなのに。
『ダンプえんちょう----』では、子どもたちは山で「かいぞくごっこ」
興じた。帰りのリヤカーのなかで、満足そうに眠り込んでいる絵がある。誰かに預けるその命が、卵のようにか弱い存在だと改めて思う。

 天声人語より
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コロナ対策
政府から漂う、「自宅で何とかなるでしょ」感。
拡大を防げぬ失政への反省もなく。
「安全安心」の呪文が「患者放置」を招きそうで怖い。

素粒子より
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〈断固たる意志 偉大なる栄光〉。ロシアの国歌の一節だ。
スポーツの国際大会でおなじみの旋律を東京五輪で聞くことはない。ロシアが日本に逆転勝利した体操男子団体でも、奏でられたのはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だった。
「国歌が流れず無念だった」。ある選手は嘆いた。国家ぐるみのドーピング問題を受け、ロシアは国でなく五輪委員会として参加し、国歌が禁じられた。ロシア側は代わりに「カチューシャ」を提案したが、スポーツ仲裁裁判所に退けられる。
〈彼に祖国の地を守らせよ さすればカチューシャは愛を守り抜く〉。モスクワ駐在の長い同僚によれば、出征した恋人を想う少女の歌で、愛国色が警戒されたらしい。世代を超えて愛されるチャイコフスキーは無難な選択だったというわけだ。
そもそも五輪憲章には表彰式で国歌をとの定めはない。1952年から20年にわたり国際オリンピック委員会を率いたブランデージ氏は、国歌廃止を訴えた。「五輪に政治を持ち込むな」というオリンピズムの理念に忠実たらんとしたのだ。
現実の五輪には常に政治が影を落とす。今週、香港の選手が金メダルを獲得し、中国国歌が流れると、香港市民からブーイングか起きた。〈打ちたてよう 自由で輝く香港を〉。聞きたかったのは若者たちの抗議の歌だったろうか。
鍛錬を重ね、重圧に耐え、ようやく達する五輪の頂点。栄冠をたたえるはずの旋律がかくも心を乱すとは。考え込むことが多い五輪である。

 天声人語より
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コロナ問題
ついに「原則入院」の方針を維持できず。
「自宅療養」への流れが危機を象徴する。

素粒子より
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生きとし生けるもの、例外なく年を取る。
かつて凛とした立ち姿で一世を風靡した千葉市動物公園のレッサーパンダ風太も老境を迎えた。
2003年に静岡で生まれ、まもなく千葉へ。「立てるんです」という見出しで、その勇姿が社会面を飾ったのは2歳の春だった。立つこと自体は珍しくない動物なのだが、反響は大きかった。写真集が刊行され、缶コーヒーのCМにまで起用された。
その風太もいまや人間でいえば80代か90代。昨年暮れには歯の根に膿瘍ができ、主食のササを受け付けなくなった。手術に耐え、入院も経験した。今年5月からは再び来園者の前に姿を見せているが、視力は落ち、やぐらに駆け上がることもなくなった。
飼育係りの水上恭男さんによると、風太は8頭の子どもをもうけ、孫は22頭、ひ孫15頭、やしゃご5頭。子の多くは南米チリを含む内外の動物園へ送られた。6年前には妻に先立たれ、いまは一人で暮らす。「旺盛な好奇心は若いころと同じですが、人間に心を開かない性分は変わりません」。
目の前を行く風太の背は丸く、足取りは重い。往時の写真集で見た姿と比べれば、老いは隠しようもない。それでも、その目には開き直ったような独特の自信がみなぎる。「年を取って何が悪い。おぬしもやがて老いる」。そう語りかけてきそうな気がした。
嘆いても始まらないが、当方もこのごろ体力、知力ともに衰えを感じない日はない。できるなら風太のように潔く堂々と年をとりたいものだ。

 天声人語より
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コロナ対策
「行かない」「呼ばない」「延期」。
知事会が知事会が帰省で要請。
ことしも残念な夏休み。

素粒子より
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先週、東京西郊の高尾山ケーブルカーを終点で降りた。そこに「三密」の石門があると聞いたからだ。
由来を学ぶべく、山頂に近い薬王院を訪ねた。
「コロナとはまったく関係ありません。真言密教の法理を伝える門です」。法務課長の上村公昭さんは話す。ここで言う三密とは、身密。口密・意密のこと。密閉・密集・密接とはずいぶん趣が異なる。
身(行い)、口(言葉)、意(心)は煩悩のもとにもなる。仏のようにこれら三つの密を律せよ、と真言宗は説く。そんな教えを登山客にも知ってもらおうと7年前、門を建てたそうだ。
首相や知事たちが「3密回避」を口々に訴えだしたのは昨年の春先。上村さんによれば、真言宗の界隈には当初とまどいがあった。「真言と疫病は無関係なのに」「法理が曲解されないか」。だが感染が長引くなか、教えに関心を持ってもらう好機と考え直したそうだ。
薬王院を出て山道を登ると、山頂の五輪モニュメントに人だかりができていた。「3密」さながらの光景に驚く。開幕の100日前に設置されたという。係員が「立ち止まらないでご移動を」との警告を掲げる。政府は「人流は減少している」と言い張るが、およそ説得力を感じない。
きのう東京都の新規感染者は3千人を超えた。この状況でほんとうに五輪をやり遂げられるのだろうか・帰路に再び三密の門をくぐると、「苦抜け」の文字も彫られていた。コロナという苦しみから人類が抜け出せるよう祈りつつ山を下りた。

 天声人語より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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