日本人はなぜ現金が好きなのか
そんなテーマのテレビ番組が少し前にあった。例えば結婚披露宴に出て、現金でお祝いを渡すことに外国人は驚く。なぜプレゼントでないのか。また、なぜ支払いにカードを使えない飲食店が多いのか。
確かに日本では今でもカード類をなるべく持たず、「現金主義」を貫く人がいる。無駄遣いを警戒する人。単に面倒くさい人。買い物の履歴をだれかに把握されるのは嫌だという人もいる。日本では現金を持ち歩いても危険が少ないという面もあろう。
社会保障と税の共通番号であるマイナンバーのカードがこれから配られる。受け取るかどうかは本人の自由だから、どれほど普及するかわからない。個人情報が漏れたり、不正利用されたりすることへの国民の不安は根深い。
消費税率を10%に上げるにあたり、このカードを活用する案が出ている。酒を除く飲食料品や外食について、増税分の2%を後で「還付」するから、店頭の端末にカードをかざし、ポイントをためておいてください、というわけだ。
最初から8%の軽減税率にすればいいのに、と考える人もいよう。10%と8%が併存していると、麻生財務相の言う通り、税を扱う側が「面倒くさい」ということか。では払う側に面倒を押し付けていいのか、という批判が与党内から出たのも当然と思える。
また、カードを持つ持たないは自由という仕組みと、還付制度のつじつまは合うのか。負担の軽減で誘い込む策のように見えて、釈然としない。

 天声人語より
だったら朝日も反対のキャンペンを大々的にするべきではないのか。これほど国民に直接影響を及ぼす問題なのだから。戦争法案や辺野古のことばかり言ってないで頼みます。