沖縄と代表選、外交の全体像は?
小沢氏は「第7艦隊だけで米国の軍事的プレゼンスは十分」「自衛隊が役割
を果たせば、在日米軍の役割は軽減する」といった発言を繰り返している。
日本の安全をどう守り、その中で日米同盟をどう位置づけるのか、小沢氏に
は全体像を示す責任がある。
どんな打開策を探るにしても、沖縄との信頼関係が土台となる。沖縄の負担
軽減に先行して取り組むという菅首相の姿勢は正しいが、具体策がなければ
説得力を持たない。
民主党は、とりわけ外交・安保政策について党内に亀裂が入ることを恐れ、
議論を避けてきた。代表選は政策路線を固め直す好機でもある。
普天間の移設先をどうするかだけでなく、日本外交の針路、日本の安全保障
と日米同盟のあり方について、首相選びにふさわしい骨太の議論を深めてほ
しい。

 社説より