高速無料化の是非が問われているが、民主党は根強い反対を押し切った。
何より問題なのは、この無料化に対し、国民のあいだで当初から根強い反対
があることだ。直近の調査でも、賛成は33%に過ぎず、反対が60%と圧倒的
に多い。こんなにこんみんが欲していない政策を、マニフェストに書いたか
らといって強行する神経がわからない。公約を実行するそ、というアリバイ
作りのような気もする。
今回の実験だけでも1千億円必要だが、仮に全国の高速道路を原則無料化す
ると1.3兆円用意しなければならない。子ども手当の満額支給ですら危ぶま
れている財政難の折、こんな不人気かつ不必要な政策に、無駄なカネを充当
する余裕はないはずだ。
また全国の交通網の整備との関連で、なぜ高速道路のみが鉄道やフェリーな
どより、優遇されなければならないのか。関連業界から疑問が相次いで出さ
れているが、合理的な説明はできないだろう。更に対象区間が広がるほ道路
混雑が予想されるし、地球温暖化を一層加速させることになる。
以上のような状況のもとでは、高速道路無料化は今回の社会実験も含め全体
の構想を廃止するべきである。国民の多くも、廃止を歓迎するであろう。

 経済気象台より--安曇野