道に聴きて塗に説くは、徳をこれ棄つるなり。
今そこで聞いてきた教えを、すぐ他人に向かって受け売りする。これでは、
せっかく教えられた徳をすぐ捨ててしまうようなもので、自分の身につかな
いのである。

情報、とくに知識は、ジックリと自分の頭にインプットし、自分のものにし
てからアウトプットするようにしたいものだ。世の中のテンポが早いため、
そんなことをしていると間に合わない場合もあるが、「道聴塗説」に慣れて
しまい、そればかりやっていると、思いがけず足をすくわれて失敗する。

 論語一日一言より--村山孚