民主党、公共事業では前政権と同じ
連立3党が予算の重点要望を出した。
「整備新幹線の建設を着実に遂行する」「全国の高速道路網における空白地
帯を解消し、道路網の整備を進める」「スーパー中枢港湾を全国的に拡張し
整備する」-----。
これがコンクリートから人へを掲げて政権交代を実現した民主党の主張なの
か。これでは前政権と何も変わらない。
前原国土交通省は幾度となく、人口減少、少子長寿化、莫大な借金のため、
これまでのやり方では日本がもたないと指摘。公共事業削減を断行し、新幹
線、道路、港湾で新たな事業を抑制する仕組みを検討している。要望は、こ
の方向性の全否定に等しい。
前日にはマニフェストの修正を迫る民主党の要望もあった。小沢幹事長が突
きつけた二つの要望を、首相や政府は取捨選択できるか。判断を誤れば一部
の「陳情団」の歓心を得るのと引き換えに、多くの国民の支持を失いかねな
い。

 政策ウオッチより---木村和規