追加景気対策の規模は
現実的かつ必要十分な対策規模は一体いくらなのか。次のように考える。
第一にデフレギャップのすべてを景気対策で埋める必要はない。
2000年代前半には、デフレギャップが残る中でも、景気は回復した。
第二に今回の景気対策は、足元の急激な景気悪化を止めるために必要十分な
もの、との観点から検討されるべきものである。中長期的な成長力強化を支
えるのは、政府支出ではなく民間需要であり、政府はその触媒となることが
期待されている。
以上の観点から、追加対策の規模は、輸出急落に伴う需要喪失分に、輸出シ
フトによって犠牲になった内需成長トレンドの低下分を加えたものから、08
年度第2次補正、09年度当初予算の景気対策を差し引いた15兆円が、適正と判
断される。それによって景気の急激な落ち込みは止まり、内需拡大へのイン
センティブを通じて、景気回復に向かうのではないか。

 経済気象台より----山人