日本は食料の半分以上を輸入に依存している。なぜここまで自給率が低下したのか。
輸入関税の引き下げにより、国産品の国内価格競争力が低下したことがまず
原因である。日本の農作物平均関税率は約12%であるのに対してスイス51%
、タイ35%、EU20%などと高い。もちろん日本にも米、乳製品、食肉など
の高関税品目もあるが、これらは輸入品目数の中でも非常に少ない。
二つ目は農業に対する補助金などの国内保護額が、他国と比べ必ずしも高く
ないことである。欧米の国内保護額は日本の数倍と言われている。つまり関
税と農業の国内保護が他国より低いことが、食料自給率の低下をもたらして
いる。
自給率低下に伴い様々な問題が生じている。日本の農業や農村の崩壊、食の
安全問題など。どうすれば自給率を上げられるのか。
問題解決は容易ではない。しかし、国内農業保護政策を見直し、日本の農業
を「儲かる」事業に変える。消費者もある程度高くても品質や安全性の高い
国産食料品を購入する意欲を持ち、食料品の内需を拡大する。また地方の特
産品や都市近郊農家は新鮮でおいしい特徴的な農産物を消費者にアピールし
、消費者と生産者の一体感を醸成することなどであろうか。

 経済気象台より--QJ

編集 komakusa : お久しぶりです。なるほど・・・:”関税と国内保護”。不景気になると安さだけに目が向いてしまう・・・、もっと農産物の背景に関心を持つべきですね・・・。反省^^;