サブライム危機は、日本の景気も直撃
証券化を通じて損失が各国の金融機関に広がったうえ、世界的な資金の流れ
も変えたからだ。米国株が急落を繰り返した11月。原油は、初の100㌦に最
接近。大豆の先物相場は約34年ぶりの高値をつけ、「安全資産」とされる金
相場は史上最高値を約28年ぶりに更新した。
背景にヘッジファンドなどの投機資金が大量流入があることで関係者の見方
は一致する。金融市場の混乱で損を出したヘッジファンドが、値上がり益が
見込める商品投資を活発化させたようだ。
資源価格高騰は、日本の景気にも大きな影響を及ぼす。雇用の7割を担う中小
企業は「販売価格を上げられず、資金を減らす可能性もある」。家計には値
上げと賃下げのダブルパンチになる恐れもある。
サプライム危機でドル離れも進む。好調だった輸出企業も急速な円高で収益
が悪化する心配がある。

 紙面より