プーチン流、政権掌握
プーチン氏を首相にというのは極めて自然なながれだ。5月の大統領教書で
、プーチン氏は経済政策を大幅に変え、国家が関与する長期の政策を打ち出
した。恐らく、その段階で彼自身が経済政策を担う首相ポストを狙っていた
のではないか。
プーチン氏は、石油や天然ガスの利益で成り立つ現在のロシア経済に強い危
機感を抱いている。その利益を使ってハイテクやナノテクといった科学技術
で勝負できる国にならなければ、中印に負けてしまうためだ。
また、現在の憲法でも外交や安全保障に関する権限を首相に移すことは可能
だ。フランス的な大統領から、ドイツ的な大統領制へと変わっていくことも
予想される。

 紙面より