日本の経済の様々な問題点
①財政問題について。政府は2011年までに基礎的財政収支を黒字化させるシ
ナリオを描いているが、本当に可能なのか、最終ゴールまでの段階的な具体
的目標値を設定すべきではないか。
②年金問題について。年金の財務状況を明確にし、未払い問題のみならず、
年金資金の運用のやり方や税金の使い方の問題を真剣に議論して欲しい。
③これらの問題とも関係した税制改革。消費税の引き上げ、法人税の引き下
げなどの論議について早期に結論を出す。
④地域格差拡大問題。これまでの地方交付税や補助金制度を抜本的に見直し
、真に必要かつ地方経済に役立つための資金支出を考える。
⑤金融政策について。足元でエネルギー価格が徐々に上昇しインフレが心配
され始めた中、金利水準の正常化のために短期金利の引き上げはできるか。
一方、サブプライム問題で一部金融市場の信用収縮が起きており、このリス
クが拡大していけば、日銀の金融政策のかじ取りは更に困難となろう。
同時に世界の金融市場まで広がれば、日銀や各国の中央銀行間の連携強化も
重要となろう。
これらを考えれば、日本の信認の危機的な状況とも言える。この危機を乗り
越えるために一時的にせよ、今までの改革路線やグローバル化を安易に停止
したり休止したりすれば、世界の変化に対応が遅れ、更に日本は信認を失う
ことになりかねない。今こそ日本の危機ととらえて早期に政治を安定させ、
政府や日銀が困難な問題に立ち向かってもらいたい。

 経済気象台より---QJ